flumpool、レア曲連発! 「これやりたい」をまっすぐ届けた「大人の屋根裏」ツアーレポ!

  • flumpool、レア曲連発! 「これやりたい」をまっすぐ届けた「大人の屋根裏」ツアーレポ! - all pics by 古渓一道

    all pics by 古渓一道

  • flumpool、レア曲連発! 「これやりたい」をまっすぐ届けた「大人の屋根裏」ツアーレポ!
  • flumpool、レア曲連発! 「これやりたい」をまっすぐ届けた「大人の屋根裏」ツアーレポ!
  • flumpool、レア曲連発! 「これやりたい」をまっすぐ届けた「大人の屋根裏」ツアーレポ!
  • flumpool、レア曲連発! 「これやりたい」をまっすぐ届けた「大人の屋根裏」ツアーレポ!
  • flumpool、レア曲連発! 「これやりたい」をまっすぐ届けた「大人の屋根裏」ツアーレポ!
  • flumpool、レア曲連発! 「これやりたい」をまっすぐ届けた「大人の屋根裏」ツアーレポ! - all pics by 古渓一道
  • flumpool、レア曲連発! 「これやりたい」をまっすぐ届けた「大人の屋根裏」ツアーレポ!
  • flumpool、レア曲連発! 「これやりたい」をまっすぐ届けた「大人の屋根裏」ツアーレポ!
  • flumpool、レア曲連発! 「これやりたい」をまっすぐ届けた「大人の屋根裏」ツアーレポ!
  • flumpool、レア曲連発! 「これやりたい」をまっすぐ届けた「大人の屋根裏」ツアーレポ!
  • flumpool、レア曲連発! 「これやりたい」をまっすぐ届けた「大人の屋根裏」ツアーレポ!

2015年11月17日、Zeppツアー「flumpool LIMITED TOUR 2015 『R→LOOF PLAN ~大人の屋根裏計画~』」の最終公演を迎えたflumpool。RO69では、2015年11月13日にZepp DiverCityにて行われた同ツアーの東京公演の模様を、ライヴ写真とレポートでお届けする。

--------------------------

「みんなの優しさがヒシヒシと伝わってきて、俺らは幸せ者だなと思いました」
——全曲を演奏し終えたあと、噛みしめるようにそう語る山村隆太(Vo)。温かな拍手が会場を満たしていく。

5都市のZeppを廻るツアー「flumpool LIMITED TOUR 2015 『R→LOOF PLAN ~大人の屋根裏計画~』」、その4夜目=Zepp DiverCity公演。ステージ上空に浮かぶ液晶パネルが再現する「大人の屋根裏」をイメージした風景に開演前からワクワクさせられたが、定刻になり、メンバーが現れるまでの演出もサプライズ感満載。サポートメンバーに磯貝サイモン (Key)、 吉田翔平(Violin)を迎えた6人編成のサウンドが堰を切ったように溢れ出し、フロアのあちこちに笑顔を咲かせていく。

「正直ここまでの曲全部知らなかった人~?」と阪井一生(G)が冗談めかすほどレア曲多発のセットリスト。それを踏まえて山村はこのツアーのことを「自分たちの欲や我(が)を出しまくっているツアー」と称し、「好きなことをやり続けるのが難しい時代だからこそ、やりたいことを思いっきりやって、みんなにも楽しんでもらえたら嬉しいです」と繋げた。そして「このツアーでやりたいと思って」と、“僕はここにいる”へ。まだ見ぬ未来への渇望を自らの存在証明に変えるこの曲が、今まで辿ってきた道のりを飲み込んで「自分たちはこういう人間だ」と歌うバンドの姿とピッタリと重なっていく。自分たちはflumpool以上でも以下でもない。その事実、つまり我をまっすぐに歌うということ。それは彼らの内側に在る揺るぎない強さとなり、またそれが今のflumpoolの核なのだということがよく伝わってきた。

このツアーでライヴ初披露の新曲“君が笑えば ~Just like happiness~ ”も演奏。「みんなの笑顔を見ていたらできた曲」と山村が紹介した同曲は、キーボードとバイオリンの二重奏が穏やかに始まりを告げる。「自分はこういう人間だ」と腹を括ることはバンドを前進させるためのエネルギーを生むだけではなく、聴き手を全肯定する懐の大きさにも繋がっているのだ。だから彼らが歌う「幸せになろう」とか「笑顔になろう」という言葉は上辺だけのものではなく、もっと切実なメッセージとしてこちらに飛び込んでくるのだろう。最新曲を聞きながらそれを実感していたところだが、“星に願いを”もそういう意味でのハイライトだった。山村は、大きく身振り手振りをしながらありったけの感情を自身の歌に落とし込んでいく。阪井は閃光のように鋭くも眩いギターを炸裂させ、尼川元気(B)と小倉誠司(Dr)のビートは歌に寄り添いながらもバンドを底辺から力強く支える。山村がサビでマイクをフロアの方へ向けると、オーディエンスからは特大のシンガロングが。その様子を満面の笑みで眺める4人の表情は晴れ晴れとしていたし、オーディエンスに返事をするみたいに山村が《幸せにならなきゃいけないDiverCityのために》と歌詞を変えていたのも良かった。

冒頭に引用した山村の言葉でこの日のライヴは締められたが、同じように、オーディエンスにもバンドの想いは伝わったのではないだろうか。そんなふうに思えるようなかけがえのない景色が、確かにそこに広がっていた。生身の「自分」で闘う今のflumpoolの真価と、ここから重ねる進化の予感を目撃できた夜。大阪・大泉緑地での野外ワンマン、そして今回のZeppツアー、さらに初の単独カウントダウンライヴ ……と一本線で繋がった道の先で、このバンドはどんな未来と出会うのか。年も明けていないのに気が早いかもしれないが、それが楽しみでしかたない。(蜂須賀ちなみ)

●セットリスト

01. ベガ ~過去と未来の北極星~
02. Sprechchor
03. Hello
04. The great escape
05. この時代を生き抜くために
06. 傘の下で君は…
07. 君のための100のもしも
08. 君が笑えば ~Just like happiness~
09. Over the rain ~ひかりの橋~
10. 僕はここにいる
11. brilliant days
12. 明日への賛歌
13. Because... I am
14. MW ~Dear Mr. & Ms.ピカレスク~
15. 星に願いを
16. プレミアム・ガール
(encore)
17. 証
18. イイじゃない?

--------------------------

なお、flumpoolは、初の単独カウントダウンライヴ、および2月のニューシングルのリリースが決定している。
ライヴ情報、リリース情報は以下の通り。

●ライヴ情報
flumpool COUNTDOWN LIVE 2015→2016「ヒツジの皮を被ったサルたちの歌合戦」
12/30(水) 「~未の忘年会~」12/31(木) 「~申の新年会~」

公演日:
2015年12月30日(水) 16:00開場/17:00開演/20:00終演 ※予定
2015年12月31日(木) 20:00開場/21:30開演/24:30終演 ※予定
会場: 横浜アリーナ
料金:6,500円(税込)
http://www.flumpool.jp/sp/countdown/

●リリース情報
『夜は眠れるかい?』
2016年2月3日(水)リリース(※発売日は予定です。)

初回限定盤(CD+DVD):¥1,700(tax out) AZZS-41
収録曲:
1 夜は眠れるかい?
2 君が笑えば ~Just like happiness~3 MOMENT
※初回限定盤のみ DVD付属
『LIMITED TOUR 2015 R→LOOF PLAN ~大人の屋根裏計画~』
Zepp DiverCity Tokyo公演の模様をスペシャルセレクションで収録

通常盤(CD):¥1,200(tax out ) AZCS-2060
収録曲:
1 夜は眠れるかい?
2 君が笑えば ~Just like happiness~
3 MOMENT
4 夜は眠れるかい? (Instrumental)
5 君が笑えば ~Just like happiness~(Instrumental)
※通常盤(初回プレス分)のみアニメ『亜人』描き下ろしワイドキャップステッカー付属
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする