松任谷由実、初の洋画主題歌を書き下ろし!「初恋のような気持ちを込めたかった」

  • 松任谷由実、初の洋画主題歌を書き下ろし!「初恋のような気持ちを込めたかった」
  • 松任谷由実、初の洋画主題歌を書き下ろし!「初恋のような気持ちを込めたかった」 - 映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』ポスタービジュアル©2015 LPPTV – LITTLE PRINCESS – ON ENT – ORANGE STUDIO - M6 FILMS – LUCKY RED

    映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』ポスタービジュアル©2015 LPPTV – LITTLE PRINCESS – ON ENT – ORANGE STUDIO - M6 FILMS – LUCKY RED

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  • 松任谷由実、初の洋画主題歌を書き下ろし!「初恋のような気持ちを込めたかった」 - 映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』ポスタービジュアル©2015 LPPTV – LITTLE PRINCESS – ON ENT – ORANGE STUDIO - M6 FILMS – LUCKY RED

松任谷由実が、この秋公開される映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』の主題歌を書き下ろしたことが明らかになった。

松任谷由実は、今回のオファーに「こんな世界観を歌に出来たらきっとみなさんも喜んでくださる、というものが浮かびました。スタジオジブリの『魔女の宅急便』、そして近年『風立ちぬ』でも曲を使っていただいたのですが、空を飛ぶテーマの映画のときにはご用命いただけるのかなと思っています(笑)。『星の王子さま』は13歳のころに読んで以来、私の大切な本のひとつです」と喜びのコメント。また、完成前の本編をいち早く観た松任谷は「最後の方はぽろぽろ涙がこぼれて、この気持ちをそのまま歌にできたらいいな、と思いました。作画のエネルギーが濃い密度で作られていて、同じクリエイターとしてこれに負けない主題歌にしたいと思いました」と楽曲制作への意欲がいかに高いかを語った。

実際に楽曲制作に取り組んだ約半年間は≪13歳の心を取り戻すための旅≫のようだったとのこと。「原作を改めて読み直したら、(原作を初めて読んだ13歳のころの)あの感動した自分をどこに置いてきてしまったんだろう、とすごく焦ったのが正直なところでした。私自身が、原作に触れたときの気持ちを忘れてしまっていたんですね。そんな自分すらも気づかずに過ぎてしまった“初恋”のような気持ちを、改めてこの歌に込めたかったんです」と話す。映画の中で『星の王子さま』を探す旅に出る少女や飛行士の姿にも重なるエピソードを語った松任谷は、「これまでの音楽活動でも、原作にある“大切なものは目に見えない”という言葉に近い“儚いけれど強いもの”“見えないけれど確実にある絆”というテーマを持ってやってきた気がします」と『星の王子さま』から受けたインスピレーションが数々の名曲の下地となっていたことを明かした。

そんな松任谷は楽曲のイメージを膨らませるために本作の監督・マーク・オズボーンと対談し、さらには原作者サン=テグジュペリの生誕の地フランス・リヨンを訪問した。「リヨンという街はとても美しくて不思議な場所でした。サン=テグジュペリの銅像を見たり、彼の甥に当たるダゲイさんともお話したのですが、サン=テグジュペリ自身がダゲイさんを通して、私が分からなかった星の王子さまについての“心”を教えてくださったような感じがしました。また、セスナに乗せていただく機会もあって、低空で空から村を見る機会がないですから、前日に見た景色がまるで手に取るように腕の中にある感覚になりました」と実際に現地の雰囲気を味わうことで、あたかも物語の世界に飛び込んできたかのような体験を話す。こうしたさまざまな準備により、書き下ろし最新曲“気づかず過ぎた初恋”が完成した。

上映、配信情報は以下の通り。

●上映情報
『リトルプリンス 星の王子さまと私』
2015年11月21日(土)全国ロードショー

●配信情報
『気づかず過ぎた初恋』
各主要サイトにて11月配信スタート

※記事初出時、アーティスト名に誤りがありました。深くお詫び申し上げます。
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