「生きててよかったよ、本当に!」REBECCA、奇跡の降臨―。20年ぶりの復活公演レポ!

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2015年8月12日、13日の2日間、REBECCAの20年振りの再結成ライヴ「-Yesterday, Today, Maybe Tomorrow-」が横浜アリーナにて行われた。RO69では、2日目・2015年8月13日の模様をライヴ写真とレポートでお届けする。

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「こんばんは、REBECCAです。横浜アリーナにようこそ! 久々にこのメンバーで、ここに戻ってくることができました」と万感の表情で語りかけるNOKKOの言葉に応えて、1万5千人満場の大歓声が湧き上がる――。80年代ロック史に多くの名曲を刻み、惜しまれつつ1991年にその活動に終止符を打ったREBECCA。阪神・淡路大震災の復興支援のためここ横浜アリーナで開催された2日限りの復活公演(1995年5月)以来、実に20年間に及んだライヴの「空白」は、NOKKO(Vo)、土橋安騎夫(Key)、高橋教之(B)、小田原豊(Dr)とレギュラーサポートメンバー:是永巧一(G)、中島オバヲ(Percussion)という解散当時のままの6人によってリセットされた。7月28日に豊洲PITで行われた「REBECCA Preview Live」、8月2日の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015」出演を経て、20年ぶりの横浜アリーナ2DAYS公演「Yesterday, Today, Maybe Tomorrow」はついに実現の時を迎えたのである。

「Yesterday, Today, Maybe Tomorrow」2日目、8月13日。花道に囲まれた舞台の背後まで埋め尽くされた客席が、1曲目“Raspberry Dream”をNOKKOが歌い始めた瞬間、うおおおっと感激の声に包まれていく。小田原/オバヲ/高橋のクール&ワイルドなグルーヴ感。土橋のファンタジックなシンセの浮遊感&是永のギターのエッジ感が織り成すスリリングなサウンドスケープ。そして、観る者すべてをポップの彼方へと連れ去っていくNOKKOのハイトーン絶唱。「完全復活」を越えたダイナミズムと訴求力に、抑え難い高揚感が広がる中、“MOON”“LONELY BUTTERFLY”“Cotton Time”と80年代を飾った楽曲が惜しげもなく連射され、会場の熱気は刻一刻と高まっていく。

「去年の暮れに、私のライヴにゲストとして小田原さんと土橋さんが来て。そのリハーサルの時に、なんかこう……ずいぶんいい感じだったんですよね。ステージを一緒にやって、もっと一体感が出てきて。『よし、やろうかな』って。こんなになるとは思ってなかったけど(笑)。生きててよかったよ、本当に!」と、今回の再結成に至った経緯を語っていたNOKKO。「私はいつも歌を間違えちゃったりとか、歌詞が全部できないままリリースしなきゃいけないこともいっぱいあったんだけども、この30年間、客席はいつでも完璧でした。そして今日――長い時間をかけてみなさんが人生を過ごして、メンバーも私も含め、いろいろな経験をしてきて、ここにまた集まれたことを、本当に嬉しく思います!」。熱い拍手が広がる。

4thアルバム『REBECCA IV ~Maybe Tomorrow~』(1985年)と5thアルバム『TIME』(1986年)期の楽曲群をライヴの軸としつつ、3rd『WILD & HONEY』(1985年)から7th『BLOND SAURUS』(1989年)までを計2時間のライヴの中に凝縮、マドンナ直系ダンスポップやニューウェーブといった80年代洋楽エッセンス満載のサウンドを高らかに「今」に鳴らしたREBECCA。その一方で、「母は終戦の曲だと思って気に入ってくれてて、私はそんなつもりはなかったけど。歌詞が英語のままリリースになって、ずっと心残りだったんですけど、つい最近完成したので……」と“真夏の雨”の英語サビを《Ah 雨を見ました 昔あの夏の日も Ah 真夏の雨は 母のひざまくら》と新たに日本語詞で歌い、レーザー光線飛び交う中“76th Star”をダンサーとともにEDMアレンジで艶やかに繰り広げ――単なる「80年代の再現」ではない「2015年の表現」としてのヴァイブが、その歌とアンサンブルの隅々にまで宿っていた。

三日月のセットに腰掛けて歌う“Little Darling”の蒼き気怠さ。ダンサー2人と軽やかに踊り回りながらポップに花開かせた“(It's just a)SMILE”……REBECCAの音楽の多彩さを存分に体現していったアクトは、“OLIVE”から一気にクライマックスへ。“MONOTONE BOY”で満場のクラップ沸き返る中、「生きててよかったですか!」と観客にもメンバーにも快活に呼びかけ、本編ラストの“プライベイト・ヒロイン”をパワフルに熱唱する彼女の姿が熱い感動を呼び起こしていく。すべての音が止み、ダンサー含め8人で手を取り合って一礼する姿に、惜しみない拍手喝采が広がっていった。

鳴り止まない手拍子に応え再登場した6人。これまで何度もリバイバルヒットを重ねた代表曲“フレンズ”をひときわ鮮烈に響かせた後、「今日ここに来れなかった人たちにも届くといいなと思って歌います」というNOKKOの言葉とともに、原曲よりさらに1音高いキーで力強く歌った最後の曲は“Maybe Tomorrow”。暗転した会場にサイリウムが白く揺れる中、《ひとりぼっちで歩きはじめたから》のフレーズを《ひとりひとりが歩きはじめたから》と変えて歌ったNOKKO。20年越しで実現した奇跡を、ステージと客席が一丸となって祝福し合った一夜の、最高のフィナーレだった。そして、僕らの前に還ってきたREBECCAの足跡は、11月29日・さいたまスーパーアリーナで開催される「Yesterday, Today, Maybe Tomorrow」追加公演へと続いていくのである。(高橋智樹)

●セットリスト

01.Raspberry Dream
02.MOON
03.LONELY BUTTERFLY
04.Cotton Time
05.One More Kiss
06.CHEAP HIPPIES
07.メドレー(Hot Spice〜ガールズ ブラボー!〜BOSS IS ALWAYS BOSSING〜ラブ イズ Cash〜蜃気楼〜Hot Spice Reprise)
08.真夏の雨
09.TIME
10.76th Star
11.Little Darling
12.(It's just a)SMILE
13.OLIVE
14.WHEN A WOMAN LOVES A MAN(女が男を愛する時)
15.MONOTONE BOY
16.プライベイト・ヒロイン

(Encore)
17.フレンズ
18.Maybe Tomorrow

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