コールドプレイ、資金醜聞で閉鎖に追い込まれた児童支援団体を救済か

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コールドプレイはこれまで多額の寄付をしてきた児童支援チャリティのトゥリーハウスの救済に動いている。

トゥリーハウスはその母体となっているチャリティ団体のキッズ・カンパニーが資金運営面でメディアからさまざまな疑惑を突きつけられていたが、今月に入って政府から支給された緊急運営体制刷新用の資金300万ポンド(約5億8500万円)が運営費ではなく未払い分のスタッフの賃金にあてられていたことが発覚、さらに施設での児童性虐待について警察が捜査を進めていることなども発覚して閉鎖へと追い込まれたことからトゥリーハウスもそのまま閉鎖になってしまっている。

しかし、クリス・マーティンとバンドは、特に虐待や困難に遭っている児童への教育や治療を施す活動を行ってきたトゥリーハウスの救済を考えているとザ・ガーディアン紙は伝えている。トゥリーハウスはこれまで虐待に遭っている児童やその家族、あるいは若者への生活支援や精神的支援を行ってきていて、不登校になっている児童に対して独自に教育を提供する活動なども行ってきたという。

だが、母体となっているキッズ・カンパニーはこれまで資金運用面で問題があったことが指摘されていて、さらに施設を利用していた16歳から18歳の女子児童が20代の施設利用者男性から性行為を強要されていたとして糾弾され、その後閉鎖に追い込まれている。

バンドはこれまでキッズ・カンパニーに1000万ポンド(約19億5千万円)もの寄付を行ってきたとされていて、クリスの前妻グウィネス・パルトロウも派手なルックスで知られるキッズ・カンパニー代表のカミラ・バトマンゲリジとよく連れ立っていたところを報じられてきていた。なお、政府も団体の閉鎖によって児童支援が疎かにならないように策を講じると発表している。
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