坂本龍一、音楽活動再開へ。山田洋次監督の映画音楽を担当

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坂本龍一が、音楽活動を再開することが明らかになった。

復帰第一作は2015年12月12日(土)より公開となる山田洋次監督の83作目となる最新作『母と暮せば』の映画音楽で、山田洋次監督とは今回が初タッグとなる。

今作の企画が立ち上がってすぐに、山田監督から坂本の名前が挙がり、映画音楽の仕事をオファーしたところ、『男はつらいよ』シリーズの大ファンだという坂本がすぐさま快諾し実現に至ったという。

映画音楽に決定したことに関して坂本、山田監督がコメントを寄せている。

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<坂本龍一コメント>
『寅さん』映画は、歳をとるほどに味わい深く感じられます。
最近などはタイトルバックの江戸川が見えるだけで、涙目になってしまいます。
もう帰ってくることのない昭和の日本への郷愁でしょうか。
小津安二郎や成瀬巳喜男の映画にも共通のものを感じます。 
その山田洋次監督から、次回作の音楽を頼まれました。しかも吉永小百合さんが同席しています。
この二人に何かを頼まれて断れる日本人がいるでしょうか。
そして内容は井上ひさしさんの『父と暮せば』へのオマージュとして呼応するように、長崎が舞台となっています。
核のない世界を望んでいるぼくとしては、これはやるしかありません。 
このような大作が、病気からの復帰後第一弾の仕事なのですから、ぼくは本当に幸せ者です。

<山田洋次監督コメント>
『母と暮せば』の企画を発想したとき先ずぼくの念頭にあったのは、
主役は吉永小百合、音楽は坂本龍一、このお二人しか考えられないということでした。
最初に吉永さんの承諾を得てそのあと、彼女と二人でコンサート中の坂本龍一さんの
楽屋に押しかけ口づてで企画を話しました。
彼の口から快い承諾の返事を聞いたときは本当に嬉しかったものです。
坂本龍一さんと組んで仕事をするのは長年の夢でした。
ぼくの頭の中にはすでに坂本龍一の美しい音楽が鳴り始めています。
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なお、坂本龍一は昨年7月に中咽頭癌であることを公表し、治療専念のためしばらくの間、活動を中止していた。

映画情報は以下の通り。

●映画情報
『母と暮せば』
吉永小百合 二宮和也
黒木華 浅野忠信 加藤健一
広岡由里子 本田望結 小林稔侍 辻萬長 橋爪功
監督/山田洋次 
脚本/山田洋次・平松恵美子
製作/「母と暮せば」製作委員会 制作・配給/松竹株式会社 
(C)2015「母と暮せば」製作委員会
公式サイト:http://hahatokuraseba.jp/
公式Facebook:https://www.facebook.com/hahatokuraseba
公式Twitter:https://twitter.com/hahato_kuraseba
2015年12月12日(土)より全国ロードショー
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