[Alexandros]、2度目の武道館完全レポ!この日、4人はいかなるロマンを鳴らしたのか?

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2015年7月17日、[Alexandros]にとって2度目となる武道館公演「Premium V.I.P. Party at Nippon Budokan」が行われた。RO69では、この模様をライヴ写真とレポートでお届けする。

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最高のロックアクトだった。冒頭の最新シングル曲“ワタリドリ”から一転、1stアルバム『Where's My Potato?』〜2ndアルバム『I Wanna Go To Hawaii.』の世界へ流れ込んで灼熱の歓喜に包まれた客席を、「武道館なのに、ライヴハウスみたいに暑いです。それはみなさんのせいです!」と川上洋平(Vo・G)がさらに煽りまくって、会場の熱量は天井知らずに高まっていく――[Alexandros]にとって2度目となる、日本武道館ワンマンライヴ=「Premium V.I.P. Party at Nippon Budokan」。「今日は最初から最後まで[Alexandros]です!」と川上自身も言っていた通り、「一緒に闘ってきた[Champagne]のバンド名に別れを告げる」というセンチメンタルな場面も含んだ前回の初武道館とは異なり、4人のロックンロールが死角なしの祝祭感を描き出した、[Alexandros]とロックの金字塔的な一夜だった。

 都会の夜景を映し出したヴィジョンの映像の中、[Alexandros]ロゴのヘリが到着すると、舞台後方のヘリポート的スペースから川上洋平/磯部寛之(B・Cho)/白井眞輝(G)/庄村聡泰(Dr)が登場――というドラマチックな幕開けの演出で、武道館の熱気はあっさり沸点を越えていく。曲によってサポートキーボード:ROSEを迎えた5人編成で激演を繰り広げたこの日のアクト。5thアルバム『ALXD』リリース直後ではあるものの、この日は毎回スペシャルな内容で行っているファン大感謝祭=「Premium V.I.P. Party」ということで、事前にオフィシャルサイトで行われた楽曲投票によってセットリストを決定、1st『Where's My Potato?』期から『ALXD』に至るまで自身のキャリアを時代を追って全開放してみせた。

 衝動剥き出しのキラーナンバー“For Freedom”、炎の特効以上に紅蓮のロックを燃え盛らせた“Rocknrolla!”、満場のシンガロングを巻き起こした“You're So Sweet & I Love You”といったライヴアンセムと、得票数ぶっちぎり1位だったというライヴ初披露曲“Thunder”(『Adventure/Droshky!』収録)、さらに“Waterdrop”(『Kill Me If You Can』収録)といったシングルB面曲がいとも自然に共存しているのも、「Premium V.I.P. Party」ならではの醍醐味と言える。しかし、この日のステージを彼らの金字塔と呼ぶべき名演にしていたのは、何よりその演奏そのものだった。

 熱いコール&レスポンスが吹き荒れた“言え”で川上がJAY-Z“99 Problems”のラップを繰り出してミクスチャー的カオスへ突入、最後は川上の晴れやかな弾き語りでエンディング……というスリリングでドラマチックな展開。ROSEの流麗なシンセストリングスとともに鳴り渡った名曲バラード“spy”の至上の風景。不屈の闘争心を晴れやかに歌い上げる“starrrrrrr”“Kick&Spin”に無上の躍動感を吹き込む、白井のしなやかなギタープレイと庄村&磯部の情熱的なビート感……多彩なプレイアビリティを備えながら、それを一転突破のロックとして撃ち放ち、目の前の世界をこじ開けてきた[Alexandros]の意志を、その歌と音のひとつひとつが雄弁に物語っていた。

 「この4人は、[Alexandros]という名前以上の意味を持ってる4人なんで。たとえこれから何かあったとしても、変わらずやっていける、やっていこうって」。終盤のMCで、川上が感慨深げに語る。「俺たちはこれからもっとでっかいところでやるけど、ライヴハウスもすごく好きなんです。東京ドームと、下北沢SHELTERとかで、2日連続でできるような、そういうバンドになりたいんです。俺は、このメンバーをバンドに誘った時のように、みなさんにお約束します――最高の場所にお連れしますんで。最後までよろしくお願いします!」と未来への決意を伝える言葉に、熱い拍手喝采が広がっていく。

 “Famous Day”“Run Away”の熱狂で武道館を揺さぶった後、“Adventure”の雄大なメロディで一面のシンガロングを巻き起こし、川上の「悔しいけど……愛してるぜ武道館!」の絶叫を残して本編終了。アンコールでは“Dog 3”の激烈メタルに続けて、「(秋の)ツアーでやるであろうこの曲を一足先に……」と“Leaving Grapefruits”、さらに“Dracula La”で[Alexandros]最新型の輝度と強度をアピールしてフィナーレ……かと思いきや、4人は再び舞台に登場。Wアンコールの“Cat 2”中盤でメタリカ“Master of Puppets”へ雪崩れ込む荒技もバッチリ決めて、意気揚々とステージを後にした。

 ライヴハウスの熱量とアリーナクラスのロマンは両立できる――という命題を真っ向勝負で証明してみせた[Alexandros]。10月からは初の幕張メッセワンマンも含む全国ツアー=「[Alexandros] TOUR 2015 "ご馳走にありつかせて頂きます"」もスタート。そんな4人の壮大な「これから」を予感させるには十分すぎる、圧倒的なステージだった。(高橋智樹)

●SET LIST

01.ワタリドリ
02.For Freedom
03.Yeah Yeah Yeah
04.She's Very
05.Rocknrolla!
06.city
07.You're So Sweet & I Love You
08.Waitress, Waitress!
09.言え
10.spy
11.Thunder
12.Waterdrop
13.Rise
14.Stimulator
15.starrrrrrr
16.Kick&Spin
17.Famous Day
18.Run Away
19.Adventure

(encore 1)
20.Dog 3
21.Leaving Grapefruits
22.Dracula La

(encore 2)
23.Cat 2

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