電気グルーヴ、今夜もLIQUIDROOMを完全掌握! 月曜の夜から狂喜乱舞!

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LIQUIDROOMの11周年を祝うイベント「LIQUIDROOM 11th ANNIVERSARY」。その第1回である電気グルーヴの公演が、2015年7月13日に行われた。RO69では、この模様をライヴ写真とレポートでお届けする。

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LIQUIDROOMの恵比寿移転11周年を祝うアニヴァーサリー企画で、恒例と言える電気グルーヴのライヴが開催。月曜日であるにも関わらず、フロアにはオーディエンスがみっちみちに詰めかけていた。今回はまず、開演時間定刻にオープニングアクトの黄倉未来(おうくらみらい)が登場。いきなり乾杯の音頭を取って、「俺が言うのもなんだけど、リキッドルーム11周年、おめでとうございます! ちょっと音楽でもかけましょうか」と超有名ポップソングのオルゴール風トラックを響かせる。で、その有名曲を歌ったシンガーをネタにした自作ダンスチューンに持ち込むといった具合だ。悪意と笑いにまみれたカテゴライズ不能の一人芝居/音楽話芸といったパフォーマンスで、フロアはいつしかまんまとこの札幌在住のアーティストのペースに乗せられていた。

いよいよの電気グルーヴ(サポートはお馴染み、agraphこと牛尾憲輔)は、賑々しいラテンパーカッションのブレイクスが響いてステージの幕が開き、ハットを被ったピエール瀧の隣にすぐさま石野卓球も躍り出て歌いまくる“Acid House All Night Long”からスタート。哀愁のニューウェーヴ“Slow Motion”で歌詞を間違える瀧に卓球が罵声を飛ばす一幕もあったが、「チュチュチュチュース! 電気グルーヴでーす!」と始まるMCタイムでは、黄倉未来との出会いについて「彼が3歳のときから知ってるんだよ」と驚きの事実が明かされる。電気の前身バンドである人生が、1986年にナゴムレコードからリリースした1stソノシート『9TUNES FOR MIRAI』は、タイトルどおり当時の未来くんに捧げられた一枚であり、ジャケットの内側には彼の写真が用いられているそうだ。「楽屋に戻って来るなり、首吊ってましたよ!“奇妙な果実”!」と卓球は楽しそうに語っていたが、30年越しのもの凄いドラマを目の当たりにさせられている。

「フェスでやらない曲をやります!」と再開されるパフォーマンスでは、シンセ音のレイヤーが織り成すテックハウス“スーパースター”がすこぶるカッコ良く、卓球がフィードバックノイズ狙いのベースを搔きむしる“弾けないギターを弾くんだぜ”の狂った音像が凄まじい。この流れは、個人的にこの日のハイライトだった。アシッドな浮遊感に捕われる“Fallin’ Down”、惚れ惚れするような精度の音像にオーディエンスが一心不乱に踊るYMO“Technopolis”リミックス、その直後に畳み掛ける“Nothing’s Gonna Change”では、無音のブレイク部に瀧の渋い歌声が響いてゾクゾクさせられる。「演奏しているときに平常時よりも遥かにカッコ良く見えるミュージシャン」ではあるが、こういうときの電気はちょっと飛び抜けている。

そんなハンサムな瞬間を、シュールな速射砲トークによって台無しにしてしまうわけだが、重いエンヤトットグルーヴの“POMATO”からバウンシーな“誰だ!”がシームレスに連なり(セットリストによると“ポマダレ”らしい)、ブレイクでたっぷり焦らして“FLASHBACK DISCO”の狂喜乱舞。卓球は「フェスに参戦ってなんだよ! 戦に出陣かよ!」とか言っていたくせに、矢を射掛けるモーションを見せて「夏フェス参戦」の準備も万端だった。アンコールでは、久しぶりに披露される“エキゾティカ”から石野卓球名義の“Stereo Nights”で、美麗かつロマンチックなチルアウトである。完璧だ。

なお、終演後には、今冬公開予定の映画『DENKI GROOVE THE MOVIE? ~石野卓球とピエール瀧~』(監督:大根仁)の予告編が上映された。ケラさんやスチャダラパー、まりんにDJ TASAKA、サカナクション・山口らによる証言の断片を垣間見るだけでも、恐ろしく濃密で笑える映画だ。こちらもめちゃめちゃ楽しみである(詳細ニュースはこちら→http://ro69.jp/news/detail/127364)。(小池宏和)

●セットリスト

01. Acid House All Night Long
02. Missing Beatz
03. Slow Motion
04. ポケットカウボーイ
05. スーパースター
06. 弾けないギターを弾くんだぜ
07. 電気グルーヴのSteppin’ Stone
08. Fallin’ Down
09. スコーピオン2001
10. Technopolis
11. Nothing’s Gonna Change
12. ポマダレ (POMATO&誰だ!)
13. FLASHBACK DISCO
14. Baby’s on Fire
15. かっこいいジャンパー
16. ジャンボタニシ

(encore)
01. エキゾティカ
02. Stereo Nights

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