ビースティ・ボーイズ、バンド名の登録商標化に伴いにわかにライヴ復帰かとの噂

ビースティ・ボーイズ、バンド名の登録商標化に伴いにわかにライヴ復帰かとの噂

2012年にMCAことアダム・ヤウクががんで他界したことから、今後のビースティ・ボーイズとしての活動はありえないことを明らかにしているビースティーズだが、ここにきて、ライヴ活動再開かという噂が取り沙汰されている。

ビースティーズはアメリカの飲料メーカーのモンスター・ビヴァレッジがバンドに無断でビースティーズの音源を使った動画CMを制作し、ネットで公開したことに対して昨年訴訟を起こしていたが、ビースティーズ側はこの訴訟でそもそも自分たちの音源はMCAの遺言によりCMなどには一切使うことはできないのだということを明らかにし、さらにMCAとの約束から、新作のレコーディングもできなければ、ライヴ活動もできない状態にあるのでただちにCMを撤回してほしいと主張していた。

しかし、マイクDことマイケル・ダイアモンドとアドロックことアダム・ホロヴィッツはここにきてアメリカ特許商標庁に「ビースティ・ボーイズ」という名称を「音楽グループによるライヴ・パフォーマンス」に関連するものとして商標登録申請していることが明らかになっている。これがライヴ復帰は近いのかという噂を呼んでいるのだが、単に商標登録しただけの話ではないかと思われがちなこの一件についてデイヴィッド・リザブラム法律事務所では、登録商標は実際に商用に使用されない限り商標としては認められないことをライヴ復帰の根拠として指摘している。

つまり、現在のビースティーズが「ビースティ・ボーイズ」という名前を「音楽グループによるライヴ・パフォーマンス」に関連する団体として商標登録申請した場合、実際に音楽グループとしてライヴ・パフォーマンスを行わないと申請は認められず、申請以前の過去の実績はその場合、一切考慮されないというのだ。さらに申請後から実際にビースティ・ボーイズとしてのライヴ活動が行われない場合、申請者は詐称罪にも問われるので、ビースティーズがライヴ復帰を考えていることは充分に可能性が高いとリザブラム法律事務所はそのサイトで説明している。

ただ、今回の申請についてはなんかしらの手続き上の間違いがあったのかもしれないということも考えられるとリザブラム法律事務所は解説していて、さらにその後、ビースティーズの事務所は「アダム・ヤウクなしのビースティ・ボーイズのライヴ・パフォーマンスは2度と行われません」とも発表しているとピッチフォークは伝えている。
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