BABYMETAL、ローリング・ストーン誌のインタビューに応える!

BABYMETAL、ローリング・ストーン誌のインタビューに応える!

BABYMETALがローリング・ストーン誌に登場していることがわかった。RO69では、このインタビューの抜粋訳をブログ「中村明美のニューヨーク通信」で公開している。

-----------------------------
BABYMETALがローリング・ストーン誌に登場し、インタビューに答えている。
http://www.rollingstone.com/music/features/babymetal-what-the-japanese-viral-sensations-learned-from-metallica-20150519

すでにデジタルではリリースされているのだが、アルバムの『BABYMETAL』が、アメリカで2曲のボーナストラックとともに6月16日にCDで改めて発売されるのだそうだ。

以下、ローリング・ストーンの記事の抜粋訳。

「BABYMETALのセルフタイトルアルバムは、去年アメリカで最も売れた日本人アーティストのアルバムだった。このセンセーションは、2015年も拡大し続けるだろう(”Gimme Chocolate!!"のYouTubeは、2600万回ビューされているし)。すでに、デジタルで発売されていたアルバムがアメリカではCDとして再発されることにもなっているので。

彼女達は学校に行っていない時は、SU-METAL(17才。リードシンガー)と、YUIMETALとMOAMETAL(15才。ライブでは激しいダンスパフォーマンスを披露)は、「KAWAII」(キュートな)メタルを広めるために、イギリスのレディングフェスから、アメリカのRock on the Rangeに出演。また、メキシコでも初のライブを行っている。メンバーは、トロントに移動する直前、ニューヨークでの短い滞在中に本誌のインタビューに答えてくれた。

●メキシコでのライブはどうでしたか?
SU-METAL:あんなに盛り上がってくれると思わなかったので、びっくりしました。色々な意味で熱いショーでした。メキシコに行くのは始めてだったのに、みんな私たちと大合唱してくれて、リアクションも大きくて、私たちの曲を知ってくれていました。

●海外のファンはどのように違うと思いますか?
MOAMETAL:ヨーロッパとアメリカと日本ではファン層がすごく違うように思いました。それと、ひとつ違うのは、海外のファンはよりSU-METALと結びつきがあって、SU-METALと一緒に大合唱してくれることです。日本のファンは、よりYUIMETALと私に結びつきを感じているように思います。

●ライブの前にメタリカを流していますよね。
SU-METAL:あれは私達のためというよりは、ファンの方達がメタリカを流すとより盛り上がってくれるからです。BABYMETALが始まっても、盛り上がり続けてくれます。私たちはBABYMETALを始める前はメタルについてはあまり知りませんでした。だけど、メタリカからすごく多くを学んだのです。彼らのショーを見ていてもそうですし、実際会ったことからも。すごく良い人達でした。

●会った時にメタリカにアドバイスはもらいましたか?
MOAMETAL:特にアドバイスはもらっていないのですが、彼らのステージを見せていただいただけでも学ぶことはたくさんありました。ステージ上とライブをしていない時の切り替えなど。私たちもいつかステージ上でメタリカのようなパフォーマンスができるレベルになりたいと思いました。メタリカは、ステージ上であまりに素晴らしくて、まるでメタルの神様にパワーを授かっているように見えました。

●BABYMETALのアルバムはアメリカで2曲のボーナストラックが付きます。それらの曲はなぜ大事なのですか?
SU-METAL:”Gimme Chocolate!!”のライブ版を収録することにしたのは、アメリカですごく知られている曲だからで、日本以外の国ですごく人気があるからです。みんな曲の隅々まで覚えていて、どんな風に踊るのかまで知っています。だから別バージョンを収録したかったのです。それから、もう1曲は、"Road of Resistance”で、これは新たな道を切り開くことについてです。それをこの2度目の世界ツアーで私たちも目指しているからです。それからその曲にはDragonforceが参加してくれています。彼らのスピードメタルはものすごく早くて、本当にかっこいい曲です。

●一番好きな歌詞は何ですか?
SU-METAL:「イジメ、ダメ、ゼッタイ」です。歌詞の中に「どんなことがあっても守る」という意味があって、いつもライブの最後に演奏するのですが、すごく共感するんです。というのも、その頃までにはすごく疲れていても、みんなで真ん中に集まって目を見つめ合う場面があって、そこで「さあ頑張ろう」という気持ちになるからです。それと、私たちを実際に反映しているようにも思うのです。それはライブの中でもすごく大事なところで、だから一番好きなのです。

YUIMETAL:歌詞ではないですけど、”Road of Resistance”が一番好きな曲です。大変になった時に、それでも頑張ろうと思わせてくれるからです。

●今回CDの再発で期待することは何ですか?
SU-METAL:私達はスケジュールの都合などでアメリカに頻繁に来るのはすごく難しいので、CDが発売されたことで、ファンが私達をより身近に感じてくれたら嬉しいです。実際手に取れるわけですから。私達は遠く離れていますが、このCDでファンと再び結びつきを強めて、今後もそれが続けばいいなあと思います」

以上抜粋。

実は、BABYMETALがNYでライブをやった時に観せてもらったのだけど、これが驚きの盛り上がりだった。一番驚いたのは、観客層。普通日本のアーティストだと、日本のアニメ好きとかオタクがたくさん集まっているのだけど(もちろんそれでもまったく構わないけど)、BABYMETALのライブには、そういう日本文化好きの人は3分の1くらいで、あとは普通にロック好きな、その他のヒップスターのロック・コンサートなんかで見かけるような今時のアメリカ人若者ばかりだったのだ。

しかも、実際ライブを見て、BABYMETALは絶対にアメリカでも受けそうだと思った。アメリカの観客にアピールするようなものがすべて揃っているから。

ただ観客が偏った層ではなかったので、みんなどうやって彼女達を知ったんだろうと思って終わった後にみんなに聞いてみたんだけど、全員フェイスブックと答えていた。フェイスブックと言っても、フェイスブックで、BABYMETALと検索したとは思えないので、恐らく友達のひとりがビデオを貼付けてそれが、普通に思いきり広がっていったということだと思う。(中村明美)
-----------------------------

BABYMETALがローリング・ストーン誌に登場。メタリカを語る! -中村明美のニューヨーク通信
http://ro69.jp/blog/nakamura/124261
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする