メタリカ、デビュー前のデモ音源の復刻カセットをレコード・ストア・デイにリリース

メタリカ、デビュー前のデモ音源の復刻カセットをレコード・ストア・デイにリリース

メタリカは今年の4月18日に開催されるレコード・ストア・デイにあわせて、1982年に制作し、バンドの最初のレコード契約につながったデモ・テープ『No Life 'til Leather』の完全復刻版をカセット・テープとしてリリースするという。

カセットのインデックス・カードにはメタリカのロゴと曲目が手書きで記されているが、これらはラーズ・ウルリッヒの手によるもので、テープのラベルへの書きつけなど、すべてラーズの手元に保存してあったオリジナルのテープをそっくりそのまま復刻したものになるという。バンドはオフィシャル・サイトで次のように発表している。

「1982年に俺たちは7曲のレコーディングを行い、これが俺たちにとって『No Life 'til Leather』という最初の名刺代わりの挨拶状となって、俺たちにとって初のレコード契約を引っ張ってきてくれたんだ。その後は、みんなの一部は知っているだろうけど、歴史の通りさ!」

「4月18日のレコード・ストア・デイにはこのデモ・テープが限定カセット・テープとして(そう、カセットだよー!!)お近くのレコード店かMetallica.comでリリースされるよ」

「ちなみに俺たちは昔の音源を漁ってオリジナルの音源を探し出して2015年に向けて音を最大限にまでリマスタリングしたけど、ミックスはオリジナルと少しも変わってないから」

「当時ライヴではメタリカとして知られていたオリジナル・ラインナップでレコーディングされたこの『No Life 'til Leather』はこれまで公式に発売されたことはないんだ。今年の夏にはさらに拡大盤をCD、アナログ、そしてコレクターズ・エディションとしてリリースする予定だから」

「この思い出旅行をみんなにも一緒に楽しんでもらって、世界中の自営レコード店を支援する活動に参加していただければとっても嬉しいです」

『No Life 'til Leather』は1982年7月6日にカリフォルニア州トゥースティンにあるシャトー・イースト・スタジオでレコーディングされた。この時のラインナップはジェイムス・ヘットフィールド、ラーズ・ウルリッヒ、デイヴ・ムステイン、ロン・マクガヴニーというもので、その後82年にロンは脱退を迫られ、代わりにクリフ・バートンが加入。83年のファースト・レコーディングの直前にはデイヴが薬物癖と素行不良のため脱退を宣告され、カーク・ハメットが後任として加入した。

さらにラーズは今回の復刻リリースについて次のようにローリング・ストーン誌に語っている。

「U2やレッド・ツェッペリンやオアシスが行ってきたような、レヴェルの違う再発を行ってカタログを祝福する機がようやく俺たちの場合にも熟してきたんだよ。ただ、俺たちの場合、1983年のファースト『キル・エム・オール』から始める前にバンドが結成された1981年まで遡ってみることにしたんだ」

「これは俺たちが制作して一般に流通させた2本目のデモ・テープだったんだ。俺は自分の寝室でカセットのインデックス・カードに内容を書きつけて、郵便局まで行って、世界中のテープ・コレクターにこのデモを発送したんだよ。それから20年、30年が過ぎて、このテープは今や『キル・エム・オール』以前のメタリカを代表する作品となっているんだよね」

デモ『No Life 'til Leather』の詳細はこちらから。
http://www.metallica.com/news/no-life-til-leather.asp
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