2月25日（水）に新作『モニュメンツ・トゥ・アン・エレジー』の国内盤をリリースするスマッシング・パンプキンズ。フロントマンであるビリー・コーガンのインタヴューが1月31日に発売されたロッキング・オン3月号に掲載されている。

その中でビリーは新作について「僕はコンテンポラリーな作品としてこのアルバムを作りたかったんだ。というのも、過去の作品が持ち出されるのにもう辟易していたからね。不運なことにそこからは逃れられないみたいだけど。でも、僕はこの作品が少なくとも新しく響くようにしたかった」と語った。また、周りから求められることと自分がしたいことのずれを以下のように説明した。

「僕はタイムマシーンに乗って、自分だけ時代を間違えて操縦しているような気分になるんだよね。間違えた時代に降りたくはないのに。それに僕には、その時代をしっかり生きていたと思える経験もある。だから今すごく奇妙な感じなんだ。みんなは僕に過去の話をするわけだけど、彼らの過去と僕の過去は一致しない。現在も、未来も、違うんだ。だから、僕は何をすべきなのかまるでわからなくなってしまった。時に自分のやっていることが正しいと証明するために頑張って戦ったこともあった。でも、思えば、僕はバンドを始めた時からずっとアウトサイダーだったと思う。いつまでたってもアウトサイダーってことだ。ただ、今はそれを証明したいとすら思わなくなってしまったんだ」

さらに、このインタヴューでは90年代を振り返ることへの苛立ちやカート・カバーンについても語っている。

●リリース情報
『モニュメンツ・トゥ・アン・エレジー』
2015年2月25日発売
SICP-4373　2,400円＋税


『ロッキング・オン』3月号の詳細はこちらから。
http://ro69.jp/product/magazine/detail/117623