これまで世界規模で7500万枚もの作品のセールスを誇るジャズ・ミュージシャンのケニー・Gだが、スターバックスのフラペチーノなどは自身が考案したものだと語っている。
ブルームバーグ・ビジネスウィーク誌の取材に応えたケニーは自身がスターバックスのかなり初期からの出資者だったことを明かしていて、もともとは叔父に紹介されて創業者のハワード・シュルツに引き合わされたのだという。そのシュルツに新規商品の開発をけしかけていたとケニーは次のように語っている。
「最初の頃はスターバックスにはコーヒーしかなかったんだよね。でも、競合の業者でコーヒー・ビーンズ(・アンド・ティー・リーヴス)っていう店があって、そこではブレンデッドっていう飲み物を出してて、これが甘い飲み物だったから、店から道の曲がり角まで行列ができてるくらい流行ってたんだよ。それでいつもハワードに連絡を入れてたんだよね、『ハワード、連中はミルクシェイクっていうか、それっぽいものをなんかやってるんだよ』ってね。きっとスターバックスでフラペチーノに乗り出したのは、ほかにもぼくみたいな人がいて、そういうみんなからのフィードバックを参考にしてのことだと思うんだ。というわけで、ぼくもその一役を担えたのかなと考えると嬉しいんだよね」