マリリン・マンソンが、自身が「グランジ」という言葉を発明した説の真相を語る

マリリン・マンソンが、自身が「グランジ」という言葉を発明した説の真相を語る - マリリン・マンソン『ザ・ペイル・エンペラー』発売中マリリン・マンソン『ザ・ペイル・エンペラー』発売中

90年代のオルタナティヴ・ロックを一般的に指す「グランジ」というフレーズは自分が作り上げたと先頃語って話題を呼んだマリリン・マンソンだが、厳密にいうと作り出したわけではないと語っている。

1月21日に新作『ザ・ペイル・エンペラー』をリリースしたマリリンだが、エスクワイア誌の取材に「別にぼくがそのフレーズを発明したわけじゃなくて、一般化させたということを言いたかったんだよ」と語っている。

「確かそのレヴューじゃ『グランジーだ』っていう形容で使っていたと思うんだけど。でも、そんなことが大見出しになって騒がれるなんて妙なもんだよね。結局、ぼくはファービー人形みたいなもんなんだよ。きみに押されるとセンサーが始動してなんか言葉を発して、それできみの記事も大見出しを打てるわけだ。というわけで、整理させてもらうと、ぼくが言ったのは、ぼくは単にそのフレーズを一般化しただけだということなんだけど、これもまた正確な言い方にはなってないんだね。ぼくの書いていた媒体の部数なんて微々たるものだったからね。でも、ぼくは自分の話を盛るのが好きなんだよ」

マリリンは自身が音楽ライターをやっていた時代にニルヴァーナの1989年のファースト『ブリーチ』用のレヴューで初めてこのフレーズを使ったと音楽サイトのノイジーに次のように語っていた。

「ぼくは活動を始めた頃、ロックンロールが大嫌いだったんだ。グランジ真っ盛りの頃で、ぼくが庶民派ロックと呼んでいたロック・バンドばかりで、みんなフランネル・シャツを着た普通の人かパール・ジャムになりたがっていて、チケットマスターとの闘争を続けるとかくだらないことをやってたんだよね」

「でも、ニルヴァーナは違ってたんだ。ニルヴァーナはぼくがジャーナリストとして最も早く取り上げたバンドのひとつで、一つ言わせてもらうと、『グランジ』というフレーズはぼくが『ブリーチ』のレコード評で初めて使ったものなんだよ。感謝してもらえて嬉しいよ」

(c) NME.COM / IPC Media 2014
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