CSN&Yのドラマーとして有名なダラス・テイラーが他界

CSN&Yのドラマーとして有名なダラス・テイラーが他界 - クロスビー・スティルス・ナッシュ・アンド・ヤング 1970年作『デジャ・ヴ』クロスビー・スティルス・ナッシュ・アンド・ヤング 1970年作『デジャ・ヴ』

かつてクロスビー・スティルス・ナッシュ・アンド・ヤングのドラマーとして活躍したダラス・テイラーが1月18日に他界した。享年66だった。妻のパティ・マッガヴァン=テイラーがフェイスブックでダラスの訃報を明らかにしているが、死因などについては明らかにしていない。パティは次のようにダラスの死を伝えている。

「今朝2時30分にわたしの生涯の愛であるダラス・テイラーが亡くなりました。ダラスは18年前にわたしの人生に登場して、わたしを救ってくれましたし、わたしも同様にダラスにとって救いになっていたのなら嬉しいと思います。わたしにとってダラスは、いい男性で、いい友人で、よき父で、よき祖父のパパのパパで、素晴らしいドラマーで、いろんな人たちから愛されていました。ダラスが病院で過ごすようになってから、特に昨晩、わたしたちのことを支えてくれた友人や家族のみなさんに対するわたしの感謝の気持ちはどう伝えたらいいのかわかりません。ダラスは心安らかに逝ったとわたしは思っています。ダラスがどれだけ惜しまれるかは言葉では言い表せませんし、ダラスが傍らにいない人生などわたしには想像もつきませんが、この言葉を書きながらもわたしはダラスの愛を感じています。みなさんにたくさんの愛を……パティ」

コロラド州デンヴァー出身のダラスは60年代にセッション・ミュージシャンとして頭角を現し、その後サイケデリック・バンド、クリアー・ライトを結成すると1967年に"Black Roses"などのヒットに恵まれた。69年にダラスは声をかけられてクロスビー・スティルス・アンド・ナッシュのファースト・アルバム『クロスビー・スティルス・アンド・ナッシュ』のレコーディングに参加し、ニール・ヤングも加わった翌年の名盤『デジャ・ヴ』でもドラムを披露した。ライヴではクロスビー・スティルス・ナッシュ・アンド・ヤングとしての69年のウッドストックへの出演やヴァン・モリソンのバンドとしての74年のモントルー・ジャズ・フェスティヴァルへの出演で特に記憶されている。その後ダラスは音楽活動から退き、アルコールや薬物依存症のカウンセラーとしてロサンゼルスで活躍していた。
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