ボブ・ディランやニール・ヤング、クロスビー・スティルズ・ナッシュ・アンド・ヤングらとのセッション・プレイヤーとして有名なベーシストのティム・ドラモンドが1月10日に他界した。享年74だった。
ニールの70年代の傑作の数々に参加しているティムは10日にミズーリ州セントルイスで他界したと現地の検死局が明らかにしたことをローリング・ストーン誌が伝えている。死因などは今のところ明らかになっていない。
1940年にイリノイ州キャントンで生まれたティムはボブ・ディランやニール・ヤングのほかにはエリック・クラプトン、ジェイムス・ブラウン、マイルス・デイヴィス、B.B.キング、ジュエルなど幅広いセッション歴を誇ってきたが、特に知られているのはニールの1972年の『ハーヴェスト』や78年の『カムズ・ア・タイム』、あるいはボブがキリスト教に傾倒した79年の『スロー・トレイン・カミング』を含む「ゴスペル三部作」への参加になる。
そのほかにもザ・ビーチ・ボーイズ、ライ・クーダー、ドン・ヘンリーらの作品への参加でも知られていた。