U2のジ・エッジ、5時間にわたったボノの手術の詳細について語る
2014.12.04 21:00
先月ニューヨークのセントラル・パークでの自転車事故で大怪我をし、5時間にわたる手術を受けたU2のボノだが、ジ・エッジが怪我や手術の詳細について明らかにしている。
ロサンゼルスのラジオ局KROQ-FMの番組に出演したエッジは次のように事故について説明している。
「公園にはたくさん人がいて、基本的にボノがしっかり周りに気をつけてなかったっていうことなんだ。下り坂でスピードを出していたところで歩行者が自転車レーンに入って来ちゃったんだよ。それでその人たちを避けようとしたところをそのままハンドル越しに身体が投げ出されちゃったんだよね……かわいそうにね。基本的に左腕の肘がぐしゃぐしゃになっちゃったんだ。だから、手術の大半は肘を組み直してワイアーや板で繋いでいくような作業になったんだ。数日後にボノにレントゲン写真を見せてもらったんだけど、なんだか肘の中にミニチュアのエッフェル塔が仕込んであるような感じだったよ。それから同じようなことが左手の小指の骨折にも行われてね。関節が完全に潰されちゃったんだよ。こっちの手術には骨移植も行われたんだよね。それから一番慎重にならなきゃならなかったのが背骨と肩甲骨で、プレートとかを入れるわけにもいかなかったんだ。それでこの部分は手術はしないことになったんだよ。だから、基本的にそこが治るまではボノは安静をとって動き回っちゃいけないことになってるんだ」
なお、U2は世界エイズ・デーのイヴェントに出演してパフォーマンスを披露する予定になっていたが、ボノの事故のため、急遽ヴォーカルをブルース・スプリングスティーンとコールドプレイのクリス・マーティンが務めることになった。この時のことをエッジは次のように語っている。
「すごい体験となったけど、でも、ちょっとだけボノを裏切ってるような心境にもなるんだよ……まず滅多に起きることじゃないし、二度と体験したくないと思うな……ライヴをまるまるすべて誰かにヴォーカルを託すことはできないからね。それは馬鹿げてるよ」