U2のボノ、プライベート・ジェットで移動中に飛行機の扉が落ちる事故に遭う

U2のボノ、プライベート・ジェットで移動中に飛行機の扉が落ちる事故に遭う

U2のボノはアイルランドのダブリンからドイツのベルリンまで個人ジェット機で移動していたところ、後尾扉が飛行中に脱落するという事故に遭い、あわや墜落事故になりかねないところを事なきを得たという。

ボノは5千万ポンド(約91億円)相当のリアジェット60 D-CGEOに4名の友人らと同乗し、11月12日に開催された、ドイツのメディアで活躍した各方面の人々を表彰するバンビ賞授賞式に出席するためベルリンに向かっていたという。U2も授賞式でのパフォーマンスに出演する予定になっていたが、ボノはドイツのゲルト・ミュラー経済協力開発相との外交イヴェントへの出席も事前に控えていたため、一足先にベルリンに向かっていたのだとか。

しかし、機体がドイツの沿岸近くに接近した頃、高度2400メートルで後尾扉が脱落してしまったという。ただ、後尾扉とその周辺部分は機内の気圧を保っている隔壁の外にあったので、気圧の低下に襲われたり、酸素吸入が必要になることなどの事態には至らなかったそうだ。その後、着陸してから後尾扉とともに乗員の荷物などもすべて喪失してしまったことが判明したという。さる関係者はジ・アイリッシュ・デイリー・メール紙に次のように語っている。

「ボノは本当に幸運ですよ、そのまま機体が墜落してもおかしくはないんですからね。離陸してから1時間くらいして乗ってた人たちは機体後部で大きな衝撃音がしたのを聞いたそうです。しばらく慌てたといいますが、そのまま飛行を続け、ベルリン空港に着陸したそうです」

「着陸してみると、機体の後尾部分がそっくりそのまま脱落してしまったことを知ってみんな恐れおののいたそうですよ。扉部分全体と、ボノと同乗した人たちの荷物がすべて空中でなくなっていたんです」

「なにが起きてもおかしくない高度にいたわけですから、生きていて幸運だったとみんな実感したそうですよ」

ドイツの航空管理当局は事故の調査を開始していて、地元の警察では空港近辺で荷物の捜索をしているという。ベルリン空港のラルフ・クンケル報道官は「ジェット機は安全に着陸しましたし、わたしたちの知る限りでは、事故の危険はなかったと考えています」と語っている。

その後、U2はバンビ賞授賞式でパフォーマンスを披露することになった。

(c) NME.COM / IPC Media 2014

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