ゴティエが結成したザ・ベーシックス・ロックンロール党、正式に政党として認可される

ゴティエが結成したザ・ベーシックス・ロックンロール党、正式に政党として認可される

地元オーストラリアでロック政党を旗揚げしたゴティエだが、この度めでたく地元の選挙管理委員会から政党としての認可が下りたという。

ゴティエはオーストラリアで在籍しているスリー・ピース・バンド、ザ・ベーシックスの面々とザ・ベーシックス・ロックンロール党(BRRP)を結成し、今月行われるヴィクトリア州議会選挙への出馬を目指していたが、政党として認可されるための諸条件をクリアーし、出馬が可能になったことが明らかになっている。

党として認可されるには党員登録が500名以上必要だというが、これはフェイスブックを通じて早々にクリアーできたものの、党員の党籍の手続き上の問題がいくつか発覚し、認可が見送られる危険もあったという。ベーシックスのメンバーで、現在党首を務めているクリス・シュローダーは今回は認可が間に合わないのではないかと危惧していたというが、11月6日にロックンロール党が正式に選管の認可を得たことが明らかになった。

「どんどん機能不全になっていくぼくたちの民主主義社会にちょっとだけでも信頼のおけるものを注入したくて、最後のあがきのような努力としてこれをやってるんだよ」とクリスは語っている。

「でも、ぼくたちはまだ民主主義を諦めたくはないんだよ。世の中の空気は人々も最後のチャンスをやろうじゃないかっていうもんで、力を人々に取り戻させるというぼくたちのあがきに希望を見出してくれているんだよ。だから、物議を醸していきたいんだよね」

なお、ベーシックスは11月7日にEP『The Lucky Country』をリリースしていて、内容は既得権益の時代と馴れ合い政治への「ロックンロール的糾弾」になっているとバンドは自ら説明している。ザ・ベーシックス・ロックンロール党は11月13日、14日から開催されるメルボルン・ミュージック・ウィークの前夜祭で正式な選挙キャンペーンを開始するという。投票は11月29日に行われる。

"The Lucky Country"のミュージック・ビデオはこちらから。

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