ノエル・ギャラガー、二日酔いでライヴへの飛び入り参加を危うく忘れる

ノエル・ギャラガー、二日酔いでライヴへの飛び入り参加を危うく忘れる

来年2月25日にセカンド・ソロ・アルバム『Chasing Yesterday』を日本リリースするノエル・ギャラガーだが、先月ロンドンでジョニー・マーのライヴに客演した時のことを振り返って、宿酔いだったことを打ち明けている。

ロンドンのラジオ局XFMの番組用に11月3日にハマースミス・クラブで行われた質疑応答セッションに出演したノエルは、ジョニーのライヴに客演した時の様子を次のように語っている。

「生まれてこの方あんなひどい宿酔いでステージに出たことなんてないと思うよ。出番の前の2分前にもジョニーの奥さんに背中をさすってもらってる状態だったからね。誰かがあの時歩み寄ってきて『なにもこれ、無理してやんなくてもいいんだよ』って言ってくれてたら、『そうだよな!』って言ってさっさとやめてたくらいだよ。その前の晩が奥さんの誕生日で、ぐでんぐでんになるまで飲みまくったんだよね。ライヴの客演のこと、すっかり忘れててさ。ジョニーに出るって約束をしたのは、俺のアルバム(新作)で弾いてくれたからなんだ。それでジョニーから『ステージに出て"ハウ・スーン・イズ・ナウ?"を一緒にやってくれよ』って言われててね。おまけに当日になってもう1曲土壇場で振ってきたんだぜ。でも、俺、根性あるからやったんだよ」

「"ラスト・フォー・ライフ"なんて一度もライヴでやったことないし。歌詞とか実は全部憶えてたことも忘れちゃってるんだよね。あと"ハウ・スーン・イズ・ナウ?"もわりと長ったらしい曲だよね」

また、ノエルは自身とリアムとの関係ばかりが取り沙汰されるせいで、ジョニー・マーが自身のキャリアにとってどれだけ大きな転機をもたらしてきたかということがよく見過ごされてしまうとも語っている。そして、自身とジョニーとの出会いについては次のように振り返っている。

「80年代末のアシッド・ハウス・ブームの頃、ハシエンダでよく出くわすやつがいてさ。名前も誰だかも知らなくて。友達にもならなくて、ただ会釈をするような仲になってたんだよ。その頃、ジョニーも参加してたザ・ザの『ダスク』を買ったんだよ。そうしたらそのレコード店でハシエンダで顔馴染みになってた例のやつにまた出くわしてさ。なに買ったんだって言うから教えると『ああ、うちの若いのがそのアルバムで弾いてるんだよ』って言うから『若いのって誰?』って訊いたら『ジョニー・マー』って言うから俺も『マジで?』って驚いてね。それで俺もバンドをやってるんだよって話すと、そいつが『俺にカセットをくれれば誰かしらに聴かせてやれるよ』って言ってくれて、それから1時間もしないうちにジョニーから電話が入ったんだよ。でも、当時の俺なんて本当にただの名無しのごんべえで、俺たちのことが好きなやつなんてメンバーの5人と取り巻きのダチ連中以外には一人もいなかったんだぜ。それだけだよ。それをジョニーは電話までかけてきて、『ああー、これは結構いいと思うよ』って言ってくれたんだ。だから、いろんな意味でね、ジョニーは俺たちのほんとに最初のファンの一人なんだよ。その2日後には一緒に飲みに行くことになって。その時、ジョニーからいつもどこでギターを買うんだって訊かれてさ。俺は『いつもどこで買うんだって言われても、俺、ギター1本しか持ってないし、その1本をどこで買ったかってことなら教えてやれるよ』っていう調子でね」

(c) NME.COM / IPC Media 2014

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