パリス・ヒルトンのライヴのギャラ1億円越えという報道にデッドマウスが物申す

パリス・ヒルトンのライヴのギャラ1億円越えという報道にデッドマウスが物申す

昨年リル・ウェインと同じキャッシュ・マニー・レコードとレコーディング契約を交わし、EDM系シングルをリリースしてきているパリス・ヒルトンだが、ライヴのギャラが100万ドル(約1億800万円)に達しているとパリスが認めたことにデッドマウスがコメントしている。

パリスは自身のライヴのギャラが100万ドルの大台に乗ったことを訊かれてザ・ニューヨーク・ポスト紙に次のように答えている。

「母にはいつもお金の話をするのはお行儀がよくないって言われてきたんだけど、でも、それは事実よ。そのことを誇りに思っているし。そのために一生懸命やってきたから。わたし音楽を愛しているの。わたしの情熱だから」

なお、ザ・ラスヴェガス・サン紙ではかつてハッカサンというクラブでのデッドマウス、ティエスト、カルヴィン・ハリスのギャラの内訳を報じているが、それによればそれぞれに42万5千ドル(約4590万円)、25万ドル(約2700万円)、30万ドル(約3240万円)となっていて、3人のギャラを合計しても97万5千ドル(約1億530万円)となりパリスに及ばないことが判明し、これが話題を呼ぶことになった。これに対してデッドマウスは次のようにコメントしている。

「パリスがクラブでCDかけるだけで10億ドル稼いでるそうで。すごいじゃん。でも、これってどれだけ報じる値打ちがあるのかな。正直言って、俺だったらパリスの『パフォーマンス』に対して払う対価は、俺がインディ500レースに出走してスタートからクラッシュせずに6メートルほど走って1速からギアを上げる姿をレース・ファンがどれだけ見たいかっていう程度しかないと思うよ」

もともと車やレース好きのデッドマウスだが、最近とみにインディ500やF1が好きになってきたと説明していて、「俺のプロとしてのキャリアとは無関係に、友達なんかと一緒になってわいわいやって没頭したりして楽しめるものなんだ」といい、「パリスも同じようなことをやってるんだよ」と語っている。

「パリスのことはEDM界からは嘆かわしい事態だと憂慮されてるんだろうけど、でも、俺はパリスがエレクトロニック・ミュージック・シーンに関わることをとやかくいうことはできないと思うよ」とデッドマウスは断り、実際、自分がラスヴェガスのイヴェントでパリスと共演した際にもパリスは純粋にEDMを楽しんでいて、この音楽に参加してたがっている様子だったと振り返っている。

しかし、その一方で自分が単に「だって自分にだってできるんだもん」という理由から、F1にまともに関わっていくことなどありえないとも語っていて、「レースの現場に乗り込んで、自分もその道のプロだと思い込んで、業界のパイや利益にまで手を出していくような度胸は10000パーセント持ち合わせてないから」と説明している。

「だってそれってありえないほど失礼なことだろ。

だから、パリス、ありがとう。俺たちはきみがエレクトロニック・ミュージックが大好きなことについて怒ってさえいないから。俺たちのパーティに参加してくれてすごく嬉しいよ。でも、お願いだから、自分のゴーカートからは降りて来るなよ。どっかのバカがきみに100万ドルも払ったのはきみの才能のせいだったなんて誰も思ってないから、それをわざわざ証明する必要もないよ。ちゃんとわかっている人にとってはきみの値打ちは、ただ入場券が売れるだけのことだから。それだけのことだよ」

パリスの"Good Time"のビデオはこちらから。

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