ケイト・ブッシュ、35年振りに行ったライヴ・シリーズを振り返りメッセージ発表

ケイト・ブッシュ、35年振りに行ったライヴ・シリーズを振り返りメッセージ発表

ロンドンのイヴェンティム・アポロ(旧ハマースミス・アポロ)で35年振りのライヴ・シリーズ「ビフォア・ザ・ドーン」を22公演行い、大きな話題を呼んだケイト・ブッシュだが、ファンへのメッセージを発表している。

公演は10月1日を最後に終演となったが、ケイトは21日に次のようにメッセージを明らかにしている。

「こんにちは。

公演もすべて終わって、全部についてどう感じているのかはなかなかうまく説明できません。ごく最初の方の公演から最後までずっと激しさを維持し続けた、すごくシュールな旅のような経験でした。

今回の公演はこれまでの人生でも最も不思議な経験の一つとなりました。全行程が楽しかったです。特にバンドとコーラスと今回のチームを組んで一つにしてそれが進化していくのを見届けていくのが楽しかったです。本当に音楽業界と演劇界の才能とアーティストを結集させたものになったと思います。チームに加わった人たち全員がここまでいい人たちばっかりだとは思っていなかったし、こんなにみんなでうちとけ合えるとは思ってもいませんでした。みんなで一つのファミリーになれたし、今では会えなくなって本当に寂しいです。

公演の内容についてもここまで前向きに温かく迎えられることになって本当に嬉しかったけれども、一番予想外だったのが観客のみなさん自身でした。それはもう夢でしかありえないようなお客さんたちでした。今回わたしがまたライヴ・パフォーマンスをやりたいと思い立ったのは、お客さんとのコンタクトをまた取りたいという気持ちからでした。そのみなさんの対応にはもうこちらの息が止まってしまうくらいでした。どの晩もみなさんがぴったりわたしたちの後ろについていてくれたからです。ステージに踏み出したその瞬間から支えてもらえているのがよくわかりました。こんなに力に溢れて近しい形で観客と繋がることができるとは思ってもいませんでした。こんなに、文字通りの愛を感じられるなんて。どの公演についてもほとんどそんな感じでした。

今回の公演においでいただいてこの経験を分かち合ってもらえたみなさんには本当に感謝を申し上げます。わたしたち全員が本当に特別で素敵な気持ちになれましたよね。
お元気で
ケイト x」

なお、今回のライヴについてはいずれ映像作品化が予定されているとザ・ガーディアン紙が伝えている。また、公演中にはケイトの過去の作品の8作品がイギリスのアルバム・チャート・トップ40入りするという快挙も果たすことになった。

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