AC/DCを脱退したマルコム・ヤングの家族、マルコムが認知症に罹っていることを認める
2014.10.02 12:59
病気療養のためバンドに復帰しないことが伝えられていたAC/DCのマルコム・ヤングだが、マルコムの家族はマルコムが認知症のためバンド復帰を諦めたことを明らかにしている。
マルコムの家族は「マルコムは認知症を患っています。家族のプライヴァシーが尊重されることに感謝しています」と発表したとピープル誌が伝えている。
バンドは制作が進められていた11曲入りの新作『ロック・オア・バスト』を12月6日にリリースすることを先頃明らかにしている。その際、マルコムがバンド復帰はせずにバンドをやめることも発表されたが、マルコムの病状については明かされていなかった。また、新作『ロック・オア・バスト』ではマルコムの甥のスティーヴィー・ヤングがマルコムの代わりにリズム・ギタリストを務めていて、来年行われるツアーにもスティーヴィーが同行することも明らかになった。
その一方でヴォーカルのブライアン・ジョンソンはクラシック・ロック誌に7月の時点で次のように語っていた。
「当たり前だけど、マルコムがいなくて寂しいんだ。マルコムは闘士だよ。今は病院にいるけど、闘士なんだ。また、屈強なマルコムに戻るにようにみんなで願ってるんだけどね……マルコムの甥っ子のスティーヴィーは素晴らしい働きをしてくれたよ。けどね、レコーディングをやってて、こういうことが起きてて、仕事の仲間が元気じゃないってことになると、なかなかしんどいものがあるよ。でも、きっとマルコムは俺たちの応援をしてくれていたはずだと思うよ」
なお、バンドは新作『ロック・オア・バスト』からの新曲"Play Ball"をアメリカのMLBのポストシーズン戦のテレビ中継番組で公開している。
野球中継中の"Play Ball"の音はこちらから。
https://www.youtube.com/watch?v=KG-RntPs-MA