アメリカで「フー・ファイターズの日」、「デヴィッド・ボウイの日」が宣言される

アメリカで「フー・ファイターズの日」、「デヴィッド・ボウイの日」が宣言される

アメリカで9月17日と23日がそれぞれに「フー・ファイターズの日」と「デヴィッド・ボウイの日」として宣言されている。

17日をフー・ファイターズの日に指定したのはヴァージニア州の州都リッチモンド市で、この日バンドは16年ぶりのライヴを行うことになった。もともとこのライヴはファンが自ら募金して企画したもので、4人のファンが3月に1人50ドルで地元のファンの参加を募ったところ、1400人分の資金が集まり、これをバンド側に打診するとバンドは快くこれに応じてライヴ実現に繋がったとか。ライヴは1500人収容のザ・ナショナルという会場で行われ、結果的にレアなライヴ実現となった。

ライヴ実現の報せを受けてリッチモンド市のドゥワイト・ジョーンズ市長は9月17日をフー・ファイターズの日として宣言していた。なお、デイヴ・グロールはヴァージニア州出身で、ワシントンDC郊外のスプリングフィールドで育ったことで知られている。

その一方で9月23日をデヴィッド・ボウイの日と宣言したのはシカゴ市で、23日がデヴィッドのキャリアを振り返る展覧会『David Bowie Is』の初日に当たるのを記念してのことだ。ラーム・エマニュエル市長は「音楽、アート、ファッション、デザインそして演劇などといった分野の枠組みを変革し、刷新していった」とデヴィッドの功績を称え、23日をデヴィッド・ボウイの日として指定すると宣言した。

『David Bowie Is』はシカゴの現代美術館で来年の1月4日まで開催され、山本寛斎がデヴィッドのジギー・スターダスト時代に手がけた衣装などのオリジナル衣装、デヴィッドの手書きの歌詞原稿、写真やアルバムのアートワークなど300点以上の品目が展示される。また、デヴィッド・ボウイの日で展覧会初日の23日には展覧会の内容を追ったドキュメンタリー映像作品もアメリカ全土の映画館100館で公開されることになる。

ドキュメンタリー作品はライヴ映像中継などの演出監督として知られるハミッシュ・ハミルトンが監督を務めていて、イギリスでの開催最終日にイギリス各地の映画館へロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館から生中継された時の映像をベースにしたものとなっているという。ドキュメンタリー作品にはコメンテーターとしてパルプのジャーヴィス・コッカーや山本寛斎らが出演していて、さらに展覧会のキュレーターを務めたヴィクトリア・ブロークスとジェフリー・マーシュが解説を提供している。

ドキュメンタリー版『David Bowie Is』の予告編はこちらから。

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