サウンドクラウド、広告展開を導入へ

サウンドクラウド、広告展開を導入へ

ストリーミング・サイトのサウンドクラウドが音源再生に広告展開を導入することを発表している。

これまですべてのサービスについて無料での公開を展開してきたサウンドクラウドだが、他社のさまざまなストリーミング・サイトが課金型サービスを模索する中で、サービスを現金化していく手法としてついに広告展開に踏み切ったとビルボード誌が伝えている。

広告はすべてのシングル音源、アルバム音源の冒頭に挿入され、大半は15秒ほどの広告になり、場合によってはさらに長い広告で音源の冒頭までスキップできるものもあるとのことで、ほぼユーチューブの動画での広告展開に似た形になるという。この新しい展開はサウンドクラウドを、消費者が好きなだけ音源を聴いていられるサイトから、クリエイターのためのプロモーション・ツールへとサイトの位置づけの変更を示すものだとビルボード誌では伝えている。

こうした広告営業による収入源を確保しただけでなく、サウンドクラウドでは今年中に購読型のサービスも立ち上げる予定だという。購読型サービスについてはすでにスポティファイやパンドラなどでも展開中だが、現在、特にユーチューブが準備している購読サービスが注目されている。ユーチューブの新購読サービスはミュージック・キーという名称になることがすでに発表されていて、ユーチューブの親会社になるグーグルのグーグル・プレイの購読サービスもすでに「ミュージック・キー」と名称を変更するキャンペーンを現在展開している。

また、サウンドクラウドによれば、アーティストなどへの支払いシステムについては主要ストリーミング・サービスのモデルに倣うという。

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