ベース音の強い音楽を聴くと人は余計にパワーを感じるようになると新しい研究で判明

ベース音の強い音楽を聴くと人は余計にパワーを感じるようになると新しい研究で判明

ベースが重く打ち出された音楽は聴き手をパワフルな気持ちにさせるということが新しい研究でわかってきたという。

研究を行ったのはイリノイ州エヴァンストンにあるノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院のデニス・シュイで、ヒップホップやレゲエなどさまざまなジャンルから選ばれた音楽の31作品のそれぞれの30秒のクリップを被験者に聴かせ、被験者の活力への影響や「これまで考察されてきた活力の心理学、および行動学的影響」について調べたという。

研究結果はSocial Psychological And Personality Science(社会心理学と人格科学)という専門誌に発表されているが、結論として重低音のよく利いた音楽を聴いているリスナーは活力に満ちた実感や支配欲を感じることが多いことがわかったという。シュイ研究員は今回の結果について次のようにコメントしている。

「この音楽が人にもたらす心理学的経験について真に理解できるようになるまでにはさらなる研究が必要であることは重要な事実としてあるが、今回の研究結果は、特に人を奮起させるような音楽の戦略的使用法の可能性にとって最も基礎的な手掛かりになっているとわたしたちは考える。今後、初めてのデートや重要なクライアントとの打ち合わせ、採用面接などに人が赴く際に好きな曲をがんがんかけることでてっとり早く心理的により充実した状態になるのかどうかという研究も考えられるかもしれない」

(c) NME.COM / IPC Media 2014

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