デーモン、昨年レコーディングしたブラーの新作はそのまま仕上げないかもと語る

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デーモン・アルバーンは昨年ブラーとして制作した新作についてこのまま仕上げることはもうないのかもしれないと語っている。

4月にソロとしては初の試みとなる『エヴリデイ・ロボッツ』をリリースしたデーモンだが、昨年にはブラーとしての新作を進めていたと伝えられており、ソロ・プロジェクトを終えたらブラーの作品も仕上げるという関係者の談話などが報じられていた。

しかし、NMEとの取材に応えたデーモンは今では短いタイム・スパンで集中的に作業をするのを好むようになってきていると明らかにしていて、そのせいで昨年取りかかっていたブラーの音源を仕上げることもないかもしれないと語っている。

「香港でレコーディングした曲は15曲あるんだよ。腹立たしいのは、あの場にいたままあそこにいたことを書いていれば、アルバムも仕上げられたかもしれないということなんだ。時には、一度に全部仕上げられないと、やる気も本当になくなっちゃったりするもんで、今じゃあぼくもあのアルバムでなにを歌えばいいのかよくわからないんだ。曲としてはすごくいい曲がいくつか揃ってるんだけど、ひょっとしたら、永遠に世に出ることのない作品の一つになってしまうかもしれないよ」

「ただ、もうちょっと作業を続けたいんだけどね。ぼくは出来ることなら短い期間のうちにアルバムを作るのが好きなんだ。その点『エヴリデイ・ロボッツ』ではまるでプロセスが違ってて、というのはこれは本当によく考え抜いた作品だったからなんだ。でも、やっぱり時にはものすごいエネルギーを発揮して10日間くらいで作品を仕上げちゃうのもまた最高なんだよね。香港では泊まってたところとレコーディングの場所との行き来が多過ぎて、それとちょっと暑かったからね。それで終わらなかったんじゃないかと思うんだけど」

また、同じ取材でデーモンはミュージカルの製作とゴリラズの新作を予定していること、さらにセカンド・ソロの可能性についても語っている。

ブラーは2013年の3月からツアーに乗り出し、5月には来日も予定していたが参加フェスティヴァルが中止になったため、その前に公演を行った香港で急遽、作品の制作に入り、レコーディングを行っていたことが伝えられていた。その後バンドは今年の1月に来日し、武道館公演がツアーの最終公演となった。

(c) NME.COM / IPC Media 2014

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