ニューヨークの中2トリオ・メタル・バンド、ソニーとアルバム契約へ

ニューヨークの中2トリオ・メタル・バンド、ソニーとアルバム契約へ - アンロッキング・ザ・トゥルース オフィシャル・フェイスブックよりアンロッキング・ザ・トゥルース オフィシャル・フェイスブックより

ニューヨークの中学2年生のトリオによるメタル・バンドがソニーとのレコード契約を交わしたことが明らかになっている。

バンドはアンロッキング・ザ・トゥルースというユニットで、ギターのマルコム・ブリックハウスは13歳、ベースのアレック・アトキンスは13歳、ドラムのジャラド・ドーキンスは12歳だという。3人はニューヨークのタイムズスクエアでかなり気合の入ったバスキングを続けていたのが話題になって契約に繋がったというが、今回の契約でアルバム2枚とその後4枚までの契約延長オプションもついたという。ファースト・アルバム用にソニーは6万ドル(約610万円)の前金を用意するそうで、キャリアが順調に立ち上がればセカンドの前金には35万ドル(約3560万円)用意されることになるという。さらにアルバムが全6枚無事にリリースされた場合にはバンドが計170万ドル(約1億7270万円)手にすることになるそうだ。なお、メンバーが全員未成年のため、契約はマンハッタン最高裁判所の認可が必要となったそうで、無事裁判所の認可が下りたという。

バンドのマネージャーのアラン・サックスは、全員黒人の少年という構成になっているこのバンドが今回の契約にありついたことで、若い黒人ミュージシャンへの門戸がさらに開かれ、これまで白人アーティストに独占されてきたメタルというジャンルを塗り替えるきっかけとなるはずだとザ・ニューヨーク・ポスト紙に語っている。また、この契約でバンドは16パーセントから17パーセントという通常よりも高い印税率を確保しているが、飽くまでもセールス25万枚を過ぎた時点で適用される条件だとか。なお、ビヨンセの最新作はこれまでのところ、60万枚のセールスとなっている。

バンドは2012年にニューヨークのワシントンスクエア公園でバスキングをしていたところを、エリック・クラプトンのドラマーやセッション・ドラマーとして有名なスティーヴ・ジョーダンに見出されたとニューヨーク・デイリー・ニュース紙は解説している。その後、バンドはさまざまな出演をこなしていて、ガンズ・アンド・ローゼスのラスヴェガス公演の前座やワープド・ツアーへの参加、さらにコーチェラ・フェスティヴァルでのオープナーも務めることになった。また、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジの前座もこの先控えているという。

ジャラドの母親のタバサは「友達同士のお遊びだったのが、タイムズスクエアに出かけることになって、さらにこんなことにまでなったのよね。次から次へとすごいことになっていくのよ」と語っている。ただし、学業をおろそかにさせるつもりはまるでなく「学校の勉強がまず最優先。勉強が終わってないようなら、音楽もなしなの」と、タバサは学校とバンドの両立を説明している。

アンロッキング・ザ・トゥルースのプロフィール写真はこちらから。
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