メタリカのラーズ・ウルリッヒ、イギリスではメタルは下等なものに見られていると語る

メタリカのラーズ・ウルリッヒ、イギリスではメタルは下等なものに見られていると語る

メタリカのラーズ・ウルリッヒは、イギリスではメタル・ファンが低く見られていると語っている。

メタリカは今週末開催されるグラストンベリー・フェスティヴァルの28日のヘッドライナーを務める予定になっているが、これまで数々のバンドからグラストンベリーにふさわしくないのではないかと疑問を投げかけられている。こうした動きはイギリスのプレスに自分たち自身やファンのイメージが一方的に決めつけられていることの影響だと語っている。

BBCの取材を受けたラーズは特にハード・ロックに対する頑ななメディアの態度を次のように説明している。

「2014年における人々のアテンション・スパンは短いんだ。なんでも簡単でわかりやすい、サウンド・バイトにしてもらいたいんだよ。グラストンベリーでのメタリカ、そのサウンド・バイトを聴かせてよ、みたいなね。『極悪ヘヴィー・メタル・バンドがぼくたちの大切なささやかなフェスティヴァルを荒らしにやってくるぞ!』っていう……まあ、ここまで言うと言い過ぎかもしれないけど、でも、明らかにハード・ロックを毛嫌いしている人たちというのはいて、そういう人たちはハード・ロックを劣悪で下等な、音楽の劣った形とでも見なしていて、ハード・ロックを聴いている人たちは教育レベルが低いと考えてるんだよ」

また、バンドのグラストンベリー出演が論議を呼んでいることも、「なんでもレッテルを張りたがるイギリスのジャーナリズムの伝統」が原因になっていると語り、さらにこう続けている。

「俺たちは基本的にほかのありとあらゆる国において、その国のグラストンベリーに匹敵するフェスティヴァルでやってきてて、まるで驚くこともないし。俺たちとしては、ずっとやってきたことをまたやるだけのことであってね。ただ、レディング・アンド・リーズには何度も出演しているだけあって、グラストンベリーがそれとはまた違った、イギリスの制度の一つなんだというのはわかっているし、受け入れてもいるけど」

また、2008年のジェイ・Zのヘッドライナー出演を振り返って次のようにも語っている。

「何年か前にジェイ・Zが出た時だって、結局、なんともなかったし、むしろみんな楽しむことになったわけだよね。メタリカがなんでそういうことにはならないのか、そんな理由はどこにもないよね」

(c) NME.COM / IPC Media 2014
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