クイーンのロジャー、公式カヴァー・バンドのクイーン・エクストラヴァガンザを語る

クイーンのロジャー、公式カヴァー・バンドのクイーン・エクストラヴァガンザを語る

クイーンのロジャー・テイラーは自身が音楽プロデューサーを務めているクイーンのトリビュート・バンド、ザ・クイーン・エクストラヴァガンザの今年の活動の手応えについて語っている。

クイーン・エクストラヴァガンザはヴォーカルにフランス系カナダ人のマーク・マーテルを立てた5人編成のバンドで、ロジャーはあくまでもプロデューサーとしてのみ加わっている。バンドはオフィシャル・トリビュート・バンドとして2012年から各地でツアーを繰り返してきており、今年は5月10日からヨーロッパ・ツアーに乗り出している。リハーサルの様子をロジャーは次のようにジ・エクスプレス紙に語っている。

「カナダで数週間リハーサルをやってきたんだけど、連中はどういうことをやるとうまくいって、自分たちの持ち味はなんなのかわかってきてるんだ。ぼくたちの昔の楽曲についてもいくつかすごくいいアレンジを考えてて、その辺は好きにやってもらおうと思うんだ。本当に楽しいよ。たまに様子を見に行っても、しっかりやってくれてるからね」

なお、世の中に無数に存在するクイーンのトリビュート・バンドについてロジャーは次のように語っている。

「クイーンのトリビュート・バンドについては、なかにはものすごく面白いバンドもいるけど、まるで面白くないのもあるよね。ひどいのになるとほとんどお笑いというか形態模写だけの話になってきてて、ブライアン・メイのヅラをかぶって、フレディ・マーキュリーの髭をつけるという芸になっちゃって、実はこの音楽はかなり複雑でなかなか普通に演奏できないものなんだということを見落としがちなんだよね」

なお、ロンドンで12年間のロングラン公演を続けていたクイーンのミュージカル『ウィ・ウィル・ロック・ユー』が今月終演を迎えることが明らかになっている。公演は2002年5月に開幕し、5月31日に千秋楽を迎える。『ウィ・ウィル・ロック・ユー』は史上最長記録を誇るミュージカル作品10傑の一つとなっていて、世界規模では1600万人が観たことになり、ロンドン公演だけでも650万人が足を運んだことになっている。また、上演も日本を含めてこれまで28か国で行われてきている。

製作に関わったブライアンとロジャー、原案と脚本を担当したベン・エルトンは次のような共同声明を発表している。

「2002年からドミニオン劇場で一緒に働かせてもらった数百名に及ぶ素晴らしい演劇アーティスト、ミュージシャン、スタッフのみなさんの1人1人に感謝を申し上げます。そして、もちろん、およそ4500回ものスタンディング・オベーションを捧げてくれた観客の皆様にも御礼申し上げます!」

なお、ブライアンとロジャーによるクイーンもヴォーカルにアダム・ランバートを迎えてツアーを予定していて、今年のサマーソニックにも出演することが決定している。

(c) NME.COM / IPC Media 2014
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