フー・ファイターズ新作、今秋発売されることに。アメリカ8都市のアーティストが客演

フー・ファイターズ新作、今秋発売されることに。アメリカ8都市のアーティストが客演

かねてよりニュー・アルバムの制作が伝えられていたフー・ファイターズだが、結成20周年を記念する通算8枚目の新作が今秋発売予定であることがわかった。この新作にはアメリカの8都市からの客演を迎えていることが明らかになっている。

さらにバンドはテレビ向けに全8回に亙って放送される新作制作のドキュメンタリーも用意していて、デイヴ・グロールがこのドキュメンタリーの監督を務めているという。

ドキュメンタリーでは放送1回分につきバンドがシカゴ、オースティン、ナッシュヴィル、ロサンゼルス、シアトル、ニューオーリンズ、ワシントンDC、ニューヨークのいずれかの1都市へ趣いて、新作用の作曲とレコーディングを行う姿が捉えられている。バンドはそれぞれの都市で高名なスタジオを訪れ、アルバムの新曲を1曲レコーディングしているそうで、そうして形になった今回の新作をデイヴは「アメリカ音楽の歴史へのラヴ・レター」と呼んでいる。

どの曲についても地元の名うてのミュージシャンを客演として迎えていて、歌詞もそれぞれの都市でのセッションの最終日に書き上げているので、滞在中の経験や出会った人たちのことなども曲に反映されているという。客演ミュージシャンは、シカゴの場合には大物ブルースマンのバディ・ガイなどが含まれるとされている。

放送はHBO系で、先にデイヴがアメリカの各地のスタジオを扱ったテレビ・ドキュメンタリーを手がけることになったと伝えられていたが、今回そのドキュメンタリーがフー・ファイターズの新作制作も同時に扱った内容であることが明らかになった。

その一方、バンドは今月に入ってからワシントンDCの9:30クラブで行ったライヴで、バンドの歩み全体を振り返るセットを届けている。9:30クラブはオルタナティヴ系バンドを出演させるライヴハウスとして有名な店で、この日のライヴはワシントン・ゴー・ゴーを牽引したトラブル・ファンクへのトリビュートとして行われたものだった。

なお、バンドは先月スタジオでの姿をインスタグラムで公開しているが、プロデューサーのブッチ・ヴィグは新作のレコーディングは「半分くらいは終わっている」と明かしていて、参加しているミュージシャン全員の集中力を保つため、新しいレコーディング・テクニックを試みているとも説明している。

また、デイヴは以前BBCラジオのゼイン・ロウの番組に出演した際に新作の手応えについて「俺にはどういう音なのかよくわかってるんだけど、このコンセプトそのものにみんな驚くと思うし、イカれてるとしか思えないサウンドになってるんだ」とも語っている。

(c) NME.COM / IPC Media 2014
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