ロシアのプーチン大統領、CDや映画、パフォーマンスでの悪態や侮辱的表現を禁止

ロシアのプーチン大統領、CDや映画、パフォーマンスでの悪態や侮辱的表現を禁止

ロシアのプーチン大統領はCDやパフォーマンスなどでの悪態や侮辱的表現を禁止する新法案を承認し、ロシア全土で施行されることになったという。

今回の悪態禁止法では、あらゆる芸術及びパフォーマンスやエンタテインメント・イヴェントでの悪態を禁じていて、たとえば映画の場合には、そうした言葉や表現を含んだ作品について、今後国内での上映許可が下りなくなるという。さらに、この法律の適用対象となる書籍、CD、映像ソフトに関してはビニール類で封をし、「猥雑表現を含む」というステッカーの貼り付けが義務付けられると政府は発表している。

なお、公衆で猥雑な言語を使用したところを取り締まられた場合、一般人で70ドル(約7140円)相当の罰金、役人で40ドル(約4080円)の罰金、なにかしらの営業行為中に取り締まられた場合には1400ドル(約14万2800円)もの罰金を処されることになると国営イタルタス通信が伝えている。違反を重ねた場合にはさらに3か月の営業停止などの罰則が用意されているという。

今回の規制は「ロシア市民に国語の使用権を保証すると同時に猥雑な言語の使用を禁止し、言語文化を保護し、発展させるため」のものだと政府は説明している。今回の新法は早ければ7月1日にも導入されるとのことだが、これまでに既にリリース、あるいは発表されている作品については適応されないという。

なお、ロシアでは昨年反同性愛宣伝法が成立していて、未成年らが居合わせている公衆の面前で同性愛を是認するような内容について表現したり発言したりすることが禁じられている。
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