ROCKIN'ON JAPAN INTRODUCTION
miwa

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最新シングルインタヴュー!
「みんな」の歌を歌う歓びを語る

『あなたがここにいて抱きしめることができるなら』は、ドラマ『コウノドリ』の主題歌に抜擢されている壮大なバラードである。miwaの新たな代表曲と言っていい。だが、この曲にあるmiwaの凄さというのは、むしろ「miwaであること」を超えた部分にあるのではないか。miwaは「miwaとして、miwaのために曲を書き、歌うこと」のはるか高みにある、「広く大きなみんなのための歌を書き、歌う自分」という役割を真正面から受け止めている。この曲が生まれた過程を訊いた『ROCKIN'ON JAPAN』12月号のインタヴューから、その発言の一部をお届けする。

インタヴュー=小栁大輔 撮影=黒瀬康之

最後の最後まで見届けるっていうぐらい目を離せない作品だったなあ。どうなっても大丈夫だって感じじゃなくて、すごい繊細だから、ちゃんと目を見張ってあげてないと、方向が変わっちゃうぐらい、1個1個大事な音で構成されてましたね

たまたま今年、周りに子供が生まれる人が多くて。それまでは当たり前におめでとうって思ってたけど、当たり前のことじゃなくて、命をかけて10ヶ月過ごして無事に産まれてきた子たちなんだって、あらためて感動して。その思いとか、周りの友達とかの出産を見たからこそ書けることがあったらいいなあって思いながら書きましたね

書き始めはもう、いとしいって思う気持ち。いとしいって思える人に出会えた奇跡もそうだし、その気持ちを大切にしていくっていうことも言えたらいいなあと思って。赤ちゃんに対しては無条件にいとしいって思うし、長く一緒にいる人とか結婚する相手とか、心の底からいとしいって思う気持ちがあるから、友達とかね、みんな結婚していくんだろうなあと思った

私の中では毎回違う引き出しを開けてかないといけなくて、そこに自分が全然ハマってないのがもどかしい。あの人の声だったらとかああいう声だったらこの曲ハマるのに、自分の声がそれじゃないっていうことは、もう一生ついて回っちゃうかなあって思っちゃう

自分のために曲を書くのは、ちょっと難しいっていうか。でもそれは私にとっては当たり前のことだし自然なこと。だからもう自分のためには書かないっていうか、それはネガティヴなことじゃなくてすごくポジティヴなことで。曲を聴いてくれる人がいて、同じように心があったかくなってくれたら嬉しいなあと思って

続きは2015年10月30日(金)発売のロッキング・オン・ジャパン 12月号で!

  • ROCKIN'ON JAPAN 2015年12月号

最高傑作『YELLOW DANCER』が生まれるまでのすべてを語る

  • 最高傑作『YELLOW DANCER』完成! 星野 源が2015年に放つダンスと生命力が漲る大名盤のすべてを語る
  • 雑誌コード:09797-12
  • 発売日:10月30日
  • 定価(税込):定価710円(本体657円)
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