ROCKIN'ON JAPAN INTRODUCTION
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最高最長の「ONENESS」ツアーを語る

最高傑作『ONENESS』を携え、自身最長となる全国ツアーに臨んだmiwa。アルバム発売前の3月28日・宮城公演を皮切りに、6月15日・横浜アリーナまでの全19公演を駆け抜けたmiwaは、このツアーを通じて、自身の音楽性、考え方をどう見つめ直したのか。ファイナル公演直後に行った貴重なインタヴューを、『ROCKIN'ON JAPAN』8月号の発売に先駆けてお届けする。

インタヴュー=小栁大輔 撮影=吉場正和

届けたいっていう思いってこっちから発信するものって思ってたんですけど、そうじゃなくて。届ける私がいて、受け取ってくれる人がいてひとつなんだっていう意識に変わりました。ひとりひとりとつながって、会場がひとつになることをテーマにしたツアーだったので、それが大事だったなと思います

お客さんが、自分もmiwaファンとしてライヴに参加するひとりなんだっていう意識を持って、参加してくれてる感じがしましたね。それがほんとに『ONENESS』だなっていうふうに感じてすごくパワーをもらって。この一体感の「環」を広げていくことが今後の目標だなって感じました

タンポポのトロッコに乗ってギターを弾くのも初めての挑戦だったんです。あれを乗り越えられるか乗り越えられないかで、今後大きな会場でやっていけるかっていう演出の幅が変わってくる。だから、賭けだったんです。正確さとか丁寧さっていう演奏のクオリティよりも大事なことがあるって思えたから

今回のツアーは、リハーサルの段階から手応えがあって、最高のツアーになるって感じてて、いいところをもっと増やすっていうツアーでした。それってそれ以上の気持ちがないと思いつかないし、できないことだから。みんなが愛を持ってこの『ONENESS』ツアーに臨んでくれてたからだなって思います

演出も決まってて、ちゃんとみんなで世界観に入り込めるお膳立てはできてるうえで、あとはどれだけ自分が表現できるかにかかっているというか。私に残された幅は、歌を届けることだったり、演奏をすることだったり、ひとつひとつの目線とか表情とか……そこに自分は魂を込めるっていう。思いを込めることの大事さも今回のツアーでわかりました

なんで“super heroine”は届いて、“月食 ~winter moon~”は届かないんだろうって。まだその答えは探し切れてない。これからもっともっとちゃんと曲の世界観とか歌詞が伝わる歌を、ライヴで歌える人になっていきたい

スタイリング=小川恭平 ヘア&メイク=佐々木篤(GLUECHU)

続きは2015年6月30日(火)発売のロッキング・オン・ジャパン 8月号で!

  • ROCKIN’ON JAPAN 2015年8月号

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