ROCKIN'ON JAPAN INTRODUCTION
細美武士

細美武士

遂に始動! 新バンド・MONOEYESを語る!

ガツンとくるリフがあって、熱くてせつないメロがあって、気分をすくい上げてくれる歌詞があって。ロックシーンにはこういう曲がいつでもあってほしい――細美武士の新バンドMONOEYESのデビューEP『My Instant Song E.P.』はそんな3曲だ。
いくら音楽性がシンプルでストレートでも細美の発想と行動原理は限りなく超越的で興味深い。『ROCKIN' ON JAPAN』では3ヶ月連続取材でバンドの動向を追いかけているが、その第2弾インタヴューの発言を雑誌の発売に先駆けてお届けする。

インタヴュー=山崎洋一郎 撮影=藤原江理奈

熱くなるポイントが近いと感じる人だけ声をかけた感じかな。なんかその辺は驚くほど、一蓮托生できる人たち。だからライヴも間違いなく楽しいだろうなって思って

モノアイズって「ズ」をつけたら急に何かしっくりきて。モノアイズもありかなみたいな話をしたら、スコット(・マーフィー)がすごい朗らかな顔になったのよ、パーっと。仲間がこっちのほうが嬉しいって言うんだったらそっちにしようかなって

発信するっていうことは、受け手のリアクションなんて考えてちゃダメだと思うから。どう受け取られるかっていうよりは、どういうことを自分は発信したいのかって。で、それが誤解されようがどうしようが、自分が言いたかったことはちゃんと言えてるか。誤解されないための1行を、本来ならいらないのに入れるとかはやりたくない

いつもライヴハウスで歌ってるイメージは持って、作詞してますね。お客さんがどう取るかじゃなくて、俺がステージの上で全力で歌えるかどうかっていうポイントは大事にしてますね。だから単一なエピソードとか、自分の実体験で書かないようにはしてる。そうするとライヴの時にいちいちその場所に戻んなきゃいけなくなるから

共通するエモーションはあるけど、表現したいのは心情とか、心の有り様とか、その時の空気感とか、匂いとかそういうもの。それって誰しも持ってる何か、まったく違うシチュエーションでも、まったく同じ心の有り様みたいな瞬間は共有できるじゃない? その時に乗ってた車が赤か緑かっていうことはどうでもいいんだよね

“My Instant Song”は何か不思議な魅力のある曲だなって思って。それが何なのか掴めてない感じが、俺的には新しいものができたってこういうことなのかなと思って。何を新しく感じてるのか自分でもわからないけど、とりあえず今まで作ったことない曲

やっぱり一瀬(正和)と俺らの世代ってメロディックパンクと言われる世代だからさ、そっちの音に変えていって。「やっぱこれって俺らが育ってきた畑の匂いがするんだよね」って言った時に、すごいスタジオが和んでさ(笑)。ブラストビートなんて今やりたくないっていう人が多い中で、全然普通にこれができちゃうっていうのはおもしろいなって

楽しくやってたいんだよね。そんなでかい話にならなくていいのよ。結局友達に「何かおもしろいバンドやりたいんだよね」って電話して集まって、曲作って、わいわいやってるっていう、この感じがすごいよくて

2015年5月30日(土)発売のロッキング・オン・ジャパン 7月号で!

ロッキング・オン・ジャパン
  • ROCKIN’ON JAPAN 2015年7月号

超大作『REFLECTION』完成! 桜井和寿に迫る

  • 全23曲、2年7ヶ月をかけて作られた『REFLECTION』はいかにして生まれたのか。6年半ぶりの表紙巻頭特集で桜井和寿が曝け出す、Mr.Childrenの「すべて」
  • ●雑誌コード:09797-07
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