2011年12月25日 仙台Rensa『Christmas Special Live 2011 in Sendai』
"My Greatest Treasure"
RX-055/2,940(tax in)
『君がまたブラウスのボタンを留めるまで』
2. #DIV/0!
3.最後の一口
4. until the blouse is buttoned up
5.荒狂曲"シンセカイ" ~orchestra編~
6.Zoo at 2 a.m.
7."Thank You" is "Fxxk You"
8.アリギリス
9. I'm Standing on the Scaffold
10.週末思想
11.秘密
12.母に贈る歌
BIGMAMAのこれまでの作品の中で、明らかに最高傑作だと思う。わかりやすい。これなら届く。聴き手を選ばない。ポップ。単純に、いい曲が揃っている。どういう言い方でもいいが、もうあからさまに、そうだと思う。「売れそう」とか「売れる」というような、端的な言い方をしてもいい。じゃあ、売れるために作ったのか。ある意味、そうだと思う。そもそも「売れるために作る」というの、全然ありだと僕は思っている。金とか人気とか名声とか、地位とか評価とか権力とか、そういうものを欲するから売れたい、というのは、「売れても売れなくても好きなことやれていればいい」とかいうのよりは、100倍いいと思っている。
が、ただし、このアルバムがすぐれているのは、そこではなく、つまり「売れそうだから」だけではなく、なぜそういうものを作ったのか、ということまでが、聴けば一発で伝わってくるところだ。まず、どうしても表現したいことがあった。どうしても人に伝えたいことがあった。ひとりでも多くの人に、できうる限りそのままの形で届けたいものがあった。ということを、絶対に成し遂げたかった。なぜかというと、覚悟を決めて、こんなにへヴィーで赤裸々で正直でリアルな作品を作ることにしたのに、誰にも届かなかったら、本当に意味がないからだ。だから、そのためにはどうすればいいか、ということだけを考えた結果、このような作品になった。
ということが、すべての曲に表れている。メロディやアレンジがこれまでで最もドラマチックになっているのも、すごくストレートになった日本語詞も、そういうことだ。書いているうちに、あったりまえな、普通なことをなんでこんなに一所懸命書いているのか俺は、という気がしてきたが、しかし、そんなあったりまえなことが、これほどまでにそのままうまくいっている例、めったにないと思う。ただ聴けばいい、それで伝わる、という意味で、本当に稀有で、かつ、純粋な作品。(兵庫慎司)
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