ROCKIN'ON JAPAN INTRODUCTION
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大名曲”手紙”誕生の裏側を、清水依与吏が語る

back numberがニューシングル『手紙』をリリースする。すでにCMでもオンエアされている彼ららしい直球のバラードに歌い込まれているのは、両親への素直な感謝の気持ちと「愛されている」という実感だ。常に愛を求め、切ない恋愛感情を歌ってきた清水依与吏が今、それを歌えたのはなぜか。その背景にはアルバム『ラブストーリー』とそのツアーを経て手にした実感がある。7月30日発売の『ROCKIN'ON JAPAN』9月号掲載のインタヴューから、本誌発売に先駆けて撮り下ろし写真と清水の発言をお届けする。

インタヴュー・撮影=小川智宏

“ヒロイン”もそうだし“SISTER”もそうだし、後々自分でなんて生々しい歌なんだって思うんですね。レコーディング終わって移動中とかにパッと聴いたりして「何これ泣いちゃう」みたいな感じで

こないだ久々に合宿してて、3人で最終日にちょっと酒飲みながらスタジオで昔の音源を聴いたら、まったくの新曲なのにメロがちょっと似てる部分とかあって。ギターの音とかはさすがにちょっと違いましたけど。ギャンギャンでしたけど(笑)。でも実はEQの波形とかたぶん一緒なんだろうなっていう感じがあって

ちょっと自信ついてますね、自分の感覚に。もちろんふたりが大前提、重要なのもわかってるし、あのふたりが出す音がback numberなのもわかっているからこそ、自分のやってることをより追求したいっていうか。まず俺が最強にならないとだめでしょ、みたいなモードにすごくなってて

ここで我を出したら照れくささが真骨頂になるじゃないですか(笑)。もう無理だなって思って。だからしれっと書いてる感じです。何か、ライヴでやる時に母親に対する歌です、みたいなのやりたくないんですよ(笑)。だから「別に俺書きましたけど、はい」みたいな、そういう照れ(笑)

愛とかそういうものはここにはないから悲しくて仕方がないっていうスタートだったので、バンド自体が。でも、親からもらってきたものを考えると、愛以外の何ものでもないだろう、そこに照れとかはあるけどさ、っていう。言うたらこれが唯一のラブソングなんじゃないですかね。そこに愛があるということを歌っているので

心地好さみたいなものは圧倒的に以前よりあります。まだまだって思ってますけど、俺は愛されてねえ、愛が足らねえって、でもじゃあおまえどこまでいくんだ?っていう。何かそんなの嫌だな、そんな清水依与吏ちょっと違うかなって思ってるところはありますね。ちゃんと受け入れるべきものもあることに前より気づいてる気はしてます

苦手なんですよね。この曲だけじゃないんですけど、届くってわかってて投げるの苦手なんですよ、俺。照れちゃうんですよ。でもその中でもやれる自分を見つけたんじゃないですかね。受け入れてもらってありがとうみたいな

昔の曲とか否定してたんです。だけど、どこかで抱きしめる瞬間が必要だし、そうじゃないと先に行けない気がしたんですよね。だからそいつら飲み込んで抱えて、もう1回よっこいしょってできれば、もう1歩人の気持ちに近い曲とか自分にグッとくるものが書けるんじゃないかなって思いますね

続きは2015年7月30日(木)発売のロッキング・オン・ジャパン 9月号で!

  • ROCKIN’ON JAPAN 2015年9月号

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