ROCKIN'ON JAPAN 早出し!!INTRODUCTION
[Alexandros]

[Alexandros]

堂々完成、最高傑作『ALXD』!

ついに待望のメジャー初アルバム『ALXD』を完成させた[Alexandros]。本作はキャリア通算5枚目となるフルアルバムにして、説明不要の最高傑作と言っていい。「聴かれることを大事にした」という徹底的な確認作業の末に生まれた珠玉の全14曲。彼らは5枚目という節目に何を感じ、セルフタイトルともいえる本作を放ったのか――充実感と美学、そしてロックバンドの確信が詰まったロングインタヴューから、4人の名言を『ROCKIN'ON JAPAN』7月号の発売に先駆けてお届けする。

インタヴュー=小栁大輔 撮影=徳山宗孝

いいメロディ、いい曲、いいアレンジをシンプルに考えた。そこを追求した結果ですね。すっごいシンプル、かつすっごい難しい。今までの俺たちは、ロックのいわゆるロマンというものを語ってそれを第一に置いてたけど、でも本業ってやっぱり音楽だし、まずいいものを作るだけでしょっていう。そこに特化したというのはあります(川上洋平/Vo・G)

もっと売れたい、聴いてほしいっていう意志や目標に導かれた部分なのかもしれない。ちゃんとバンド単位で、「もっとこうなりたい」っていうところを共有し、そっちに向かっていった結果だと思う。いいバンドだなあと思います(笑)(磯部寛之/B・Cho)

食べながら、これってあれが入ってるからおいしいんだな、じゃなくて。単純においしいものをぱくぱく食べてるような。それくらい、スッと良さが入ってくるようなアルバムになってる気がするんです。名盤に近しいものが感じられるんですよね。それぐらい自信がある感じです(白井眞輝/G・Cho)

全曲通して圧倒的に外に向いてる印象があるんですよ。俺、最高傑作たる所以はそれに尽きるかなと思っています。聴き手が入り込める要素がちゃんと空いてるんですよね。個人的には「俺のドラムを聴いてくれ!」とかいう気持ちは一切入ってなくて、ただ歌を伸ばしたい、曲を届けたいっていう純粋な気持ちでプレイできたんですよ(庄村聡泰/Dr)

デビューの時に、マネージャーさんが俺たちのことを「ジャンルとか関係ない、とにかくかっこいい!」って書いていて。我々は自由というのが特徴だと自覚してやってきたんですけど、美しくありたいとかかっこよくなきゃなとか、そこを絶対見失わなかったから、ちゃんと収まってるんですよね、[Alexandros]というものに(川上)

4人が作ったあとに、もう1個の自分たちが出てきたんですよ。「ほんとに俺のこのベースかっこいいな」ってヒロ、自分で言ってるんです。その時間があったのがほんと大きくて。第5のメンバーじゃないけど、[Alexandros]がもうひとりいたんですよ(川上)

やっぱり[Alexandros]って、[Alexandros]が一番のファンだと思ってるから。かっこ悪いもん出せないからものすごい神経配るし、めちゃくちゃ厳しくならないといけない。それが今回は曲作りから始まって。「この曲、ダサくね?」って(笑)。そういう目線がよかった。もうひとりの自分という意味で(川上)

1個の節目を感じたんです、この5枚目に。さあもう1回こっから新しいステップだと──いいタイミングで改名になったのかなと思います、今思えば。何かが心機一転できるようにしてくれたのかも。そういう意味では、ここを転機にしたいというのがあったのかもしれない。だから『ALXD』がはまったんでしょうね(川上)

続きは2015年5月30日(土)発売のロッキング・オン・ジャパン 7月号で!

ROCKIN'ON JAPAN
  • ROCKIN'ON JAPAN 2015年7月号

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