Ken YokoyamaをZepp東京で観た

Ken YokoyamaをZepp東京で観た

明確な「言いたいこと」を込めたアルバム『Best Wishes』からの曲をメインに、Ken史上最強の壮絶なライブを見せてくれた。
観る前に僕は、今回のツアーはアルバムに込めた「言いたいこと」を届けるツアーなのだと予想していた。
でも違った。
今回のツアーは、アルバムに込めた「言いたいこと」を、その場で、目の前の客と共に、直接的に、現実にするためのツアーだった。

Kenは何度もマイクを客席に投げて渡した。何度も何度も日本の国旗を掲げてみせた。そして、曲のメッセージをMCで伝えてから、客全員の胸に刻みこむようにひたむきに歌っていた。バンドのサウンドは巨大な熱を巻き起こし、世界を動かそうとしていた。

相変わらずの笑えるMCもあったが、いつものようにグダグダせず、ビシッとしていた。

ロックは何かを伝えるための手段ではなく、事を起こし、力を生み、世界を動かし、未来を自分達の手に取り戻す「行為」そのものなのだという事を、
改めて、生々しく感じることができた。
やっぱKenは凄い。
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