この胸に深々と突き刺さる矢を抜 け

この胸に深々と突き刺さる矢を抜
 け

昨晩、読了。
まさしく白石一文にしか書けない、特異な小説。
これを特異と捉えるフレームをこそ打ち壊す作品だ。
これでこそ白石。
まぎれもない傑作。
おびただしいコピペの連続、思考を極めるのではなく振り回してカスを吹き飛ばすような強引さ、他人に対する潔い断然と無理解、そしてそれら小説的無茶を全てわかった上でやる知性。なぜやるのか?
届けるべきメッセージがはっきりとあるからだ。
ポップスでもヒーリング・ミュージックでもフォークでもパンクでもなく、
優れたロック・アルバムを聴くのと同質の手応え。
山崎洋一郎の「総編集長日記」の最新記事
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