スティーヴ・レイシーの立川ステージガーデン公演の感想

スティーヴ・レイシーの立川ステージガーデン公演の感想
フランク・オーシャン、ブラッド・オレンジ、スティーヴ・レイシーなど、プログレッシヴなR&Bの充実ぶりはこの10年本当に凄かったが、それは音楽としてのR&Bやヒップホップに対しての危機感がそれだけ切実だったからだろう。現在のシーンのバラエティー豊かな充実ぶりを見ると彼らが提示した音がどれだけ道を切り開いたかがはっきりと見える。
ライブにおいてもスティーヴ・レイシーは素晴らしかった。ステージングも演出も音楽も完全にオルタナティヴで脱構築的。2曲目でいきなり本気のレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン”キリング・イン・ザ・ネーム”やるは、ほとんどブルースロックの時代のような長いギターソロを繰り広げるは、オルタナ放題だったけどちゃんとポップで未来的なんだよね。
”Bad Habit"で盛り上がって”Playground”もやってくれるかなと思ったけどやらなかったのがちょっと悲しかった。(山崎洋一郎)
山崎洋一郎の「総編集長日記」の最新記事
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