ガンズ・アンド・ローゼズの横浜アリーナ公演を観た

ガンズ・アンド・ローゼズの横浜アリーナ公演を観た
アクセル・ローズとスラッシュとダフ・マッケイガンが一緒にステージに立つのは1993年以来、24年振り。

ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングルからパラダイス・シティまで、みんなが聴きたい曲は基本的に全部やってくれた。
ポール・マッカートニーのLive And Let Dieやピンク・フロイドのWish You Were Hereのカヴァーもやった。
アクセルの声は序盤以外は思いのほかしっかり出ていて、これまでの来日公演の中でもコンディションはよかった。
スラッシュのギタープレイは毎度のごとく超絶。
そこらのギタリストとは音自体のパワーが全く違うことを今回も見せつけてくれた。
初来日のときからこの人はプレイも佇まいも変わらないな。

30年以上のキャリアのバンドだと、深みや渋みや年輪のようなものが出るし、そういう部分で勝負していくものだが、ガンズはあんまりそういう感じがない。
特にアクセルのヴォーカルは、いかにあの頃のように歌えるかに挑んでいて、僕らも望んでいるのはそこだ。
ストーンズの今回のブルース・アルバムや多くのベテラン・バンドの円熟の味を思えば、そういうものを本人もファンもあまり受け付けないガンズというバンドの難しさを感じる。
それを引き受けて、関東圏だけでさいたまスーパーアリーナを2回と横浜アリーナをやるガンズ・アンド・ローゼズはやはり偉大だ。
山崎洋一郎の「総編集長日記」の最新記事
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