日本のポップミュージックの最前線にいるのは間違いなくセカオワである。
そして彼らが立っているその最前線は、世界のポップミュージック・シーンの最前線と地続きだ。
今の世界のエンターテインメントの鉄則は「物語の提示」である。
アメリカやヨーロッパのアーティストたちは、一回のライブで一つの、いや、一曲ごとにそれぞれ一つ一つの物語を丁寧に描こうとする。
それはテイラー・スウィフトのような若い世代からポール・マッカートニーのようなベテランまで共通している。
セカオワの発想も全く同じだ。
彼らはデビュー時からそうだった。
それが今、世界のトレンドと見事にシンクロしつつある。
演出やステージセットの発想だけではもちろんない。
彼らの歌の一つ一つに「物語」があること、
それが彼らのエンターテインメントの現代性を最も本質的に示している。
深い感動をもらえたライブだった。
SEKAI NO OWARIの日産スタジアム公演2日目を観た
2015.07.19 21:39