SIGHT最新号、「伊藤真インタヴュー」について

SIGHT最新号、「伊藤真インタヴュー」について

3月30日より大好評発売中のSIGHT2013年春号(55号)は、
「原発推進、憲法改正、バラマキ予算。日本が失うもの・壊れるもの」
というテーマで特集を組んでいます。
アベノミクスをはじめとして、一見、効果を上げており、国民に支持されて
いるように見える今の自民党政権の政策が、実はいかに危ういものであるかを、
経済・憲法改正・エネルギー問題、外交などの各方面から
検証する、という趣旨です。

で。前回のブログで小池も書いているように、自民党の提案する
改憲論については、弁護士であり法学館憲法研究所所長であり
司法試験や司法書士試験を目指す人たちを教える伊藤塾塾長でもある
伊藤真さんに、インタヴューをお願いしています。
で、小池は、そのインタヴューでの伊藤さんの発言から、

日本では立憲主義の教育が、まったくなされていない

という部分をピックアップしていましたが、私はほかのところを。
このインタヴュー全体に付いているタイトルは、このような、
なかなかにショッキングなものです。

憲法改正で日本の徴兵制が可能になる

一見、すごい極論に見えますし、もし仮に、憲法が改正されたからといって、
「はい、というわけなので、来年から徴兵制を始めます」というような
ことにはならないとは思います。思いますが、この伊藤さんのインタヴューを読むと、
現行憲法の九条二項を削除し、国防軍という戦力を保持し、自衛のためなら
交戦権を認める、という内容になっている自民党の改憲案が、もし通って
しまった場合、まず日本はどうなるか、次にどうなるか、そしてなぜ不可避的に
そこに行き着いてしまうと予測されるのか、が、よくわかります。
怖いです、とても。

SIGHT最新号、詳しくはこちらを。http://ro69.jp/product/magazine/detail/80029

(兵庫慎司)
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