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    「シュガーマン」が代官山TSUTAYAでレンタル中だと、ちょっと嬉しい

    「シュガーマン」が代官山TSUTAYAでレンタル中だと、ちょっと嬉しい

    12月のカット・ナイトで映画「シュガーマン奇跡に愛された男」について話した。渋松対談でも触れたが、とても感動した作品だ。
    去年のアカデミー賞ドキュメンタリー部門の受賞作なので、知っている人も多いと思うが、出来るだけたくさんの人に観てもらいたい作品だ。ロドリゲスというアメリカのシンガーソングライターをめぐるドキュメンタリーである。
    彼は60年代、大きな期待を持たれデビューしたが、結局全く売れずに忘れ去られてしまったアーティストだ。
    ところが南アフリカで、突然に曲がヒットし国民的なスターになってしまう。それこそ南アフリカではストーンズやプレスリーより有名な存在になってしまうのである。
    しかし、そこに本人はいない。あるのはステージで拳銃自殺をしたという伝説だけだ。
    映画は、ロドリゲスが好きで、まわりからシュガーマンというあだ名で呼ばれている南アフリカ人が、ロドリゲスとは何だったかを探す物語を描いている。カット編集部の兵庫は、この映画を観て何度も泣いたらしが、そういう映画だ。
    素晴らしいのは、その涙が悲しみの涙ではなく、音楽の根源的な力に心を動かされる嬉しい涙であるところだ。
    ストーリーを死ぬほど書きたいが、ネタばれになるので書けない。
    1回目のカット・ナイトではこうした話しをして、興味があれば、この代官山TSUTAYAでレンタル出来るのて是非借りて観て欲しいと言った。僕は良く代官山TSUTAYAに行くのだが、気のせいかも知れないが、何となくレンタル率が上がっているような気がする。
    この作品がレンタル中だと嬉しくなる(笑)
    次回のカット・ナイトは2月24日。
    次回も気合いを入れて話したい。
    「シュガーマン」は曲のタイトルで、アーティスト名はロドリゲス。
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