山口冨士夫、亡くなる

山口冨士夫、亡くなる

とても残念だ。
高校1年の時に聞いたダイナマイツ、浪人中に聞いた村八分、どれもが鮮烈なロック体験として僕の中に刻まれている。
常に先行者として孤高の道を歩んでいたアーティストだった。僕は彼より3歳だけ年下なのだが、彼の先行者としての歩みの早さから、いつも10歳くらい先輩なイメージがあった。だから僕と同い年の清志郎が「冨士夫ちゃん」と呼ぶのを、恐れ多いというか清志郎だから許されるのだな、と思いながら聞いていた。
彼のギターはどうしようもなくロックだった。ロックを鳴らすというより、ロックが鳴ってしまうギターだった。本当に残念だ。
ご冥福をお祈りします。
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