震災後、総合誌が出来る事

震災後、総合誌が出来る事

今月末に発売されるSIGHTの編集後記に僕はこう書いた。「読んでいただけるとわかるように、本誌のテキストはすべて震災前に取材し、作ったものである。総合誌という性格上、この震災に触れるべきなのではとも考えたが、あえて編集内容の変更はしなかった。本誌のような季刊誌ができるのは状況のスピードに対応するのではなく、震災後の状況においても 読むに堪えるテキストを作る事だと判断したのだ。
今メディアはいろいろな意味で試されている。この厳しい事態が、メディアの本当の在り方を問い直している。それに堪える言葉を持っていないと、特に総合誌の場合は存在の意味がなくなってしまう。
SIGHTとしては2回目のうつ特集である。前回のものから、より深くうつという病に切り込めた手応えを感じている。これからもSIGHTはこのテーマと向き合っていこうと考えている」
本当にどのような言葉を持っているのかを全てのメディアが試されていると思う。
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