サマーソニック 2016でレディオヘッドを観る

サマーソニック 2016でレディオヘッドを観る
凄かった。
絶対に凄いロック・エンターテイメント・ショーになるという確信があったが、期待通りのものを見せてくれた。
このブログで、彼らの最新作が大娯楽作品であると書いた。
あの作品を演奏するライブなのだから、それが大エンターテイメントになるのは必然だ。
2012年のフジロックでのレディオヘッドを観て、僕はあれでは照明を見せるためのライブで、一種の自家中毒状態だと書いた。
あの時期、バンドはとても抑圧的な状態にあったと思う。
今、彼らはとても解放されている。今回も素晴らしい照明と映像の演出が展開されたが、それは決して音楽や聞き手を疎外するものではない。
最初から最後までアドレナリンが出まくる凄いライブだった。
トム・ヨークが変なキャラになっていて面白かった。あれも僕的には必然で、このロック・ショーの進行を司るキャラの最適化の結果だと思った。
歌わなかった「クリープ」をアンコールで歌ったのも、大きな物語の必然だった。
そして「クリープ」は全くぶれることなく、正面から思い切りエモーショナルに正しく歌われた。
渋谷陽一の「社長はつらいよ」の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする