ジョンスペ圧巻
2012.11.18 11:12
昨日のザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン vs ギターウルフの一夜限りのギグ。
傘をさしていても、駅から会場へ向かう間、ずぶ濡れになるほどの土砂降りで、入り待ちの間はブルブル震えていただが、身動きをほとんどとれない満杯のSHELTERの熱気ですぐに体が温まる。
グッズとかを買っている間にギターウルフがスタート(例のチャリティ・Tシャツもゲット!http://ro69.jp/blog/rockinon/75112)。
“ジェット・ジェネレーション””オールナイトでぶっとばせ!!”などフェイヴァリットが凝縮されたライヴは、ファンをステージに上げてギターを弾かせるというお馴染みの演出も挟んで、怒涛のライヴは約45分間で、会場をマックスに持っていく。
90年代に何回かこの会場でギターウルフを観ているのが、ベースがビリーではないこと以外、その頃とほとんんどなにも変わってないことに感激する。
転換中は、ラッセルやジュダがステージ上がりは、自らセッティングを調整しているのが微笑ましかった。
まさに小会場ならではの光景。
そして、始まった、約8年ぶりのJSBXの単独ライヴ。
詳しいレポートは本誌に書くが、新曲を中心とした前半、そして『オレンジ』など全盛期の曲が、何曲もチョップアップされた形で、ほとんどメドレー形式で披露された後半。とにかく一瞬たりとも飽きることなかった。
特に”ベルボトム”。
本番後半に、曲の冒頭のところをプレイし、そのあとセットを終わらせ、アンコールで、ギターウルフのセイジをステージに招いて、曲を終わらせるという驚異的な構成。
参りました。
にしても、今のJSBXの演奏は半端ない。
これまで何度も観てきたバンドだけど、ある意味、ここまで整っているJSBXはあまり観たことなかったような。
シャウトあり、テルミンあり、と盛り上がりのポイントは本当にこれまでと同じなのだが、プッシー・ガロアから引きずっているジャンク感はだいぶ薄れていた。
それだけに演奏は完璧。
ライヴDVDの収録だったというのもあったと思うが、特に後半の目まぐるしく曲が変わっていく展開のバンドの一体感は目を見張るものがあった。
相当いいモードなんだと思う。
ただ最後にセイジの登場でそれがぶち壊されて、もろジャンキーなロックンロールになったのも最高。
今日も楽しみ。(内田亮)