A Day to Rememberはすごかった

A Day to Rememberはすごかった

事前に予想して臨んだものの、それでもやっぱり今日のライヴはすごかった。

本国アメリカではワープト・ツアーのヘッドライナーを務めるバンドでありながら、いまだに日本盤がリリースされないという格差バンドの一つだが、そんなことは関係なしに今日の会場に集まったファンの温度は最高潮。

シンガロングに次ぐシンガロングで、バンドの鉄壁とも言える演奏に応え、あんなにもクラウド・サーフィンに次ぐクラウド・サーフィンが巻き起こるライヴを観たのも思えば久しぶり。
なにより観客がこのバンドを求める飢えがすごかった。

A Day to Rememberのサウンド・スタイルは温故知新というか、不思議なスタイルで、
90年代以降のパンクは、ポップ・パンクからエモ→メタル・コアというような流れで進化していったが、
このバンドが面白いのはそのメタル・コアに、もう一度ポップ・パンクを独自のスタイルで融合してしまったところ。
原点回帰というか、先祖返りというか、ざっくり言えばそんなスタイルを持っているのだけど、
そんなジャンル云々はともかく、これじゃねえと気持ちよくないっすという生理感覚が全面に放出されているグルーヴがとんでもなかった。このグルーヴ、絶対日本人好きだと思う。

イケメンとかそういうのではなくて、男前!なヴォーカルのジェレミーも最高。
バンドも、ツアー全体で最高のライヴの一つと言っていたけれど、これからこのバンドを語る上で欠かすことのできない伝説の一夜だったと思う。(古川)
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