キース・エマーソンが亡くなった

キース・エマーソンが亡くなった
享年71、サンタモニカの自宅でキース・エマーソンが亡くなった。
「展覧会の絵」といえばもはやムソルグスキーでなく、彼の演奏するオープニングが浮かんでくるほど有名だし、ロックにシンセサイザーを持ち込んだ先駆者として知られる。

2010年にはELP(エマーソン・レイク&パーマー)の再結成を果たし、4月には東阪ビルボードでのソロ来日公演も予定。
ELPの楽曲の演奏や、巨大なモジュラーシステムを持ち込むと本人もコメントで語っていた。

死因は頭に銃傷があることから、自殺と言われている。
2011年3月、東日本大震災への追悼として書きおろした曲を聴くと、なぜ…という思いが強くなる。

ものすごく個人的なエピソードだが、
10代の頃読んでいた少女漫画(青池保子『イブの息子たち』。BBCドラマ『ドクター・フー』ばりに時空を行き来するエキセントリックなラヴ・コメディ)の主人公=ヒースが、ワイルドなピアニストという設定や、趣味がバイク、服装のセンスなどキース・エマーソンをモデルにしていると知って、ますます愛着を感じたことを思い出す。

ご冥福をお祈りします。(井上貴子)

キース・エマーソンが亡くなった - 2008年作『キース・エマーソン・バンド・フィーチャリング・マーク・ボニーラ』2008年作『キース・エマーソン・バンド・フィーチャリング・マーク・ボニーラ』
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